バイナンス、オーストラリア一部ユーザーのデリバティブ取引口座を強制閉鎖

一部ユーザーのデリバティブ口座が強制閉鎖

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のオーストラリア拠点、バイナンスAU(Binance Australia)の一部ユーザーのデリバティブ取引口座が強制的に閉鎖された事態が発生したようだ。

バイナンスAUではデリバティブ取引を「ホールセール投資家」のみに提供する規約となっている。今回の出来事は、バイナンスUSが一部ユーザーを誤って「ホールセール投資家」として分類していたことが判明し、デリバティブ取引口座を開設していた対象ユーザーに対し、今回の措置を行った。

バイナンスの2月23日のツイートによると、誤って分類されたユーザーの特定は済んでおり、すでに連絡済みだという。また、デリバティブ取引中に被った損失を完全に保証すると表明している。なおバイナンスによると影響を受けたのは500名のユーザーとのことだ。

バイナンスCEOのCZ氏も自身のツイッターでこのことに言及。損失を補償することを伝えながら「ユーザーを保護することが最優先」とし、「FUD(4)は無視するように」と強調した。

これは彼が1月3日にツイートした「2023年をシンプルにするために心がけること」の中の4番目「FED(悪い噂)、フェイクニュース、攻撃を無視する」に倣うものである。

なおバイナンスAUでは2021年10月より、ユーザーに対しプラットフォーム利用についてKYC(Know Your Customer)を必須としていた。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStocks/werbeantrieb

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【4/30話題】香港でBTCとETHの現物ETFが取引開始、EIgenlayerの「EIGEN」エアドロ量が確認開始

香港証券取引所、ビットコインとイーサリアム現物ETFの取引開始、EIgenlayerが独自トークン「EIGEN」リリースへ、エアドロップ割り当て量の確認開始、フィンシアとクレイトンの統合チェーンが6月末ローンチへ、名称は「kaia(KAIA)」に、バイナンス、日本円取引ペアにADA・SHIB・SOL・XRP追加、米マイクロストラテジーがビットコイン追加購入、保有総数214400BTCに、Wasabi WalletとPhoenix Walletが米ユーザーブロックへ、規制上の懸念からか、マジックエデン、コインベースのイーサL2「Base」に対応、米決済ブロック、Square加盟店が売上を「BTC」で受取り可能に