バイナンス、オーストラリアのユーザーはKYC必須に

バイナンス、オーストラリアのユーザーはKYCが必須に

バイナンスAU(Binance Australia)の利用において、同国のユーザーはKYC(Know Your Customer)が必要となった。

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)がオーストラリアでのセキュリティ要件を9月23日に更新し、KYCを行っていないオーストラリア居住の既存ユーザーは、「引き出し」と「注文キャンセル」以外ができなくなるとのこと。

この処置は発表から10月19日22:00(AEST:オーストラリア東部標準時)まで段階的に行われるとのことだ。各既存ユーザーには別途通知されるという。

なおKYCの確認が取れ次第、現在提供中のサービスにはフルアクセスできるようになる。

またバイナンスAUの新規ユーザーは、サービス利用にあたりKYCは必須となるようだ。 バイナンスAUは今回のセキュリティ要件の更新により、ユーザー保護の強化とグローバルコンプライアンス基準に準拠するとし、今回の判断がKYCおよびAML(Anti-Money Laundering)の取り組みをサポートするためとしている。

バイナンスAUでは21日、規制準拠を目的に先物、オプション、レバレッジトークン取引の提供を終了することを発表していた。現物取引などは引き続き利用可能であるとしていたが、今回KYCを完全導入することになった。

関連ニュース

バイナンス、オーストラリアで先物やオプションなどの取引停止へ

参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84・NatanaelGinting

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/15話題】リップルやサークルらが連邦信託銀行の条件付承認、SECの個人投資家向け暗号資産カストディ解説資料など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した