ワールドコイン、「World ID」認証ユーザーのみが利用できる顔認証技術「Face Auth」発表

Worldcoinが顔認証技術Face Auth発表

ワールドコイン(Worldcoin:WLD)が、ユーザーの顔認証を使用してデジタル認証を強化する「フェイスオース(Face Auth)」を9月19日発表した。

「フェイスオース」は、ユーザーがオンライン取引や金融取引、アプリケーションにアクセスする際のセキュリティを強化する為の顔認証技術だ。なお「フェイスオース」を利用するには、ワールドコイン提供の個人認証機能「ワールドID(World ID)」で認証されたユーザーである必要があるとのこと。

「ワールドID」は、氏名や電子メールなどの個人情報を明かすことなく自分が実在する一意の人間であることを証明できるデジタルID。取得するには「オーブ(Orb)」と呼ばれるボール状のデバイスで虹彩をスキャンする必要がある。

「フェイスオース」は、ユーザーがスマートフォンでセルフ撮影した写真と、「オーブ」による検証時に撮影された画像を照合し、それらが一致することで機能するという。またこれらの画像はユーザーのスマートフォンにのみ保存されるとのこと。

なお現在「フェイスオース」は一部の地域にて試験的に導入されているとのことだ。全ユーザーへの公開時期については、今回の発表にて明かされていない。

「あたらしい経済」編集部がワールドコインアプリを確認したところ、同機能の確認は出来なかった。そのため現在日本国内では同機能は展開されていないと思われる。

ちなみにワールドIDは、レイヤー1ブロックチェーンのソラナ(Solana)上でも利用可能になったことが今月13日発表されている。これにより元々イーサリアム(Ethereum)上で認証されている「ワールドID」を、ソラナ上のプロトコルが検証できるようになった。

参考:ワールドコイン
画像:iStock/inkoly

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

アニモカとランボルギーニ、デジタルカーを売買・所有できるプラットフォーム「Fast ForWorld」立上げ

香港拠点のブロックチェーンゲーム開発企業アニモカブランズ(Animoca Brands)が、伊高級スポーツカーメーカーのランボルギーニ(Automobili Lamborghini)と提携し、ランボルギーニの車両をデジタルアセットとして売買および所有できるゲーム体験プラットフォーム「ファストフォーワールド(Fast ForWorld)」の立ち上げを10月2日発表した

【10/3話題】Aptos Labsがハッシュパレット買収、OKJはPLTのAPTに引換え全面サポート、メタプラネットがBTCプット売りなど(音声ニュース)

Aptos Labsがハッシュパレット買収、PLTはAPTに引き換えでELFはアプトス上に移行、OKJがパレットトークン(PLT)のアプトス(APT)引き換え全面サポート、ビットフライヤーは取扱い継続不可のリスク報告、メタプラネットがビットコインのプットオプション売却、プレミアム収入で23.97BTC獲得、米SEC、リップル裁判で控訴。最高裁判例や証券取引法に抵触を理由に、ビットワイズ、米SECに「XRP現物ETF」のS1申請書を提出、FTXが55億円相当の「ワールドコイン(WLD)」を割引価格で売却へ、債権者への資金返済で=報道、SBI VCトレードにニアー(NEAR)上場へ、国内3例目、ステーキングも対応、スイ(SUI)、トークンブリッジ機能「Sui Bridge」のメインネット稼働開始

クリスティーズ、アート作品130点以上にデジタル所有証明書発行、Base採用で

大手アートオークションハウスのクリスティーズ(Christie’s)が、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ベース(Base)」上で、アート作品に対するデジタル所有証明書を発行する。この証明書の発行をする 「ベース」基盤の暗号資産ウォレット「クレサス(Kresus)」が10月3日発表した

OKJがパレットトークン(PLT)のアプトス(APT)引き換え全面サポート、ビットフライヤーは取扱い継続不可のリスク報告

アプトスラボ(Aptos Labs)のハッシュパレット(HashPalette)買収による「パレットトークン(PLT)」の「アプトス(APT)」への引き換え発表を受け、国内暗号資産(仮想通貨)取引所OKJ(オーケージェー)が「全面的なサポート」をすると10月3日発表した