セキュリタイズとSTM、web3クラウドファンディング形式の資金調達実施

セキュリタイズとSTM、web3クラウドファンディング形式の資金調達実施

セキュリティトークンに関するデータ分析会社であるセキュリティ・トークン・マーケット(STM)とデジタル証券プラットフォーム提供のセキュリタイズ(Securitize)が共同で、web3クラウドファンディングによる500万ドル(約6.7億円)規模の資金調達を開始したことを7月6日に発表した。

STMはセキュリティトークンの取引データの追跡、暗号資産やブロックチェーンに関するオリジナル番組の制作、機関投資家向けのセキュリティトークン分析ツールの開発などを行う企業である。

STMによると、web3対応のクラウドファンディングによる資金調達は世界初とのことだ。

クラウドファンディング形式の資金調達の利点としては、個人投資家による民間企業への投資の簡易化が挙げられている。今回の場合、個人投資家はセキュリタイズの本人確認プロセスを完了し、コントラクトにステーブルコインUSDCを送金することで資金調達に参加できる。USDCを送金すると、トークン化された株式がアバランチ(Avalanche)ブロックチェーン上で発行されるとのことだ。

STMのCEOであるカイル・ソンリン(Kyle Sonlin)氏は以下のようにコメントしている。

「セキュリティトークンによって、パブリックおよびプライベート市場における資本形成がこれまで以上に効率的に促進されます。私たちは、コンプライアンスとスケーラビリティを保った状態でこのプロセスを実行する方法を世界に示せることを嬉しく思います」

セキュリタイズのCEOであるカルロス・ドミンゴ氏は以下のようにコメントしている。

「これは史上初のweb3による資金調達です。クラウドファンディングは今や、企業がファンや顧客を投資家に変えて本格的な資金調達を行うための、実績ある方法です。Web3クラウドファンディングは、人々がプロジェクトやビジネスを支援し、投資することをさらに容易にするでしょう」

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参考:Securitize
デザイン:一本寿和
images:iStocks/AndreyPopov・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
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