露国有企業ロステック、トロン上でルーブル建てステーブルコイン「RUBx」年内発行へ=報道

TRON基盤のステーブルコイン

ロシアの国営企業ロステック(Rostec)が、年内にトロン(Tron)ブロックチェーン基盤のステーブルコイン「RUBx」を発行するようだ。現地メディアのタス(TASS)通信が7月3日報じた。

報道によれば、「RUBx」は、ロシアの法定通貨であるルーブル(RUB)に1対1でペッグ(連動)されたステーブルコインだ。コードはGitHubのプラットフォームに掲載され、独立企業「CertiK」による検証が行われる。

また、立ち上げ予定の決済プラットフォーム「RT-Pay」は、銀行インフラに統合され、デジタルによる決済や、外部ウォレットやスマートコントラクトとのやり取りができるようになるとのこと。このプラットフォームは、中央銀行の要件、マネーロンダリングやテロ資金供与の防止措置など、ロシアの法律を完全に遵守して運営される。

新プラットフォームは、セキュリティ問題と既存の金融インフラとの統合に重点を置き、段階的に導入される。「RUBx」プロジェクトの責任者であるドミトリー・シュマイエフ(Dmitry Shumayev)氏は、このエコシステムが、多くの革新的な金融サービスやサービスの基盤になりうると見込んでいる。

ロステックは2007年11月に設立された国有コングロマリットで、防衛産業を主力としつつ、自動車、医療機器、電子部品、通信技術、ロボット工学などの民生分野も展開しており、国際展開も行っている。

同社は2022年からのウクライナ侵攻以降、米国・EUなど複数国から経済制裁の対象となっている。

一方、米ドル建てステーブルコイン「USDT」が一部ロシアのウォレットや取引所で利用制限を受けたことにより、他通貨連動の自国発ステーブルコイン開発の動きも見られる。

ステーブルコインとは一定の価値を維持するよう設計された暗号資産(仮想通貨)の一種で、特に暗号資産間や法定通貨への資金移動に近年急速に利用が拡大している。

参考:報道
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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