韓国LG、広告向けブロックチェーン基盤を開発中、アービトラムと協力=報道

広告在庫や利用データをオンチェーン管理へ

韓国総合電機メーカーのLGエレクトロニクス(LG Electronics)が、広告向けのブロックチェーン基盤ネットワークを構築していると、米経済誌「フォーチュン(Fortune)」が6月11日に報じた。

報道によると、同ネットワークは広告主やパブリッシャー向けに設計されたものだという。広告在庫(アドインベントリ)の共有データベースを提供するほか、顧客が広告とどのように相互作用したかを記録する仕組みを備えるとのことだ。

LGエレクトロニクスは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワークであるアービトラム(Arbitrum)と協力し、広告用途に特化した独自のレイヤー2ネットワークを構築したという。同ネットワークは、複数の取引をまとめて処理することで、低コストな運用を実現する仕組みになっている。

フォーチュンによると、LGエレクトロニクスは日本の匿名の広告代理店と同プロジェクトの試験運用を実施したという。また同社は今年後半、この広告プラットフォームの市場投入方法を検討するとのことだ。

近年は大企業による独自ブロックチェーン構築への関心が高まっている。記事では、ストライプ(Stripe)がパラダイム(Paradigm)と開発を進める「テンポ(Tempo)」や、サークル(Circle)が取り組む「アーク(Arc)」、ロビンフッド(Robinhood)が計画するトークン化株式向けチェーンなどが例として挙げられている。

なおLGエレクトロニクスはこれまでにもブロックチェーン関連事業を展開している。同社は2022年にNFTプラットフォーム「LGアートラボ(LG Art Lab)」を公開し、スマートテレビ上でNFTの閲覧や取引ができるサービスを提供していた。また、スマートフォン向け暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ウォリプト(Wallypto)」も展開している。

その後、LGアートラボは2025年にサービスを終了した。今回の報道では、同社が新たに広告分野でのブロックチェーン活用に取り組んでいることが伝えられている。

参考:フォーチュン
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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