tofuNFTが新会社「X2Y2 Japan」設⽴へ、国内事業再編で

tofuNFTが新会社「X2Y2 Japan」設⽴へ

NFTマーケットプレイス「tofuNFT」開発のコインジンジャ(COINJINJA)が、新会社「株式会社X2Y2Japan」の設立予定を9月26日発表した。設立日は10月を予定しているとのこと。

「あたらしい経済」編集部に共有されたプレスリリースによると新会社の設立は、日本国内事業の再編として行われるという。国内事業はコインジンジャから新体制へ移行するとのこと。

なお「X2Y2Japan」の代表取締役には、これまで「tofuNFT」の日本事業責任者であった中村昂平氏が就任予定。また「tofuNFT」共同創業者である沼崎悠氏も引き続き日本事業にフルコミットするという。

今回新設された新会社では、ソニーブロックソーリューションズラボ(Sony Block Solutions Labs)が開発するソニューム(Soneium)上の NFTマーケットプレイス「Sonova」運営に加え、法人向けのNFTマーケットプレイス構築およびソリューション提供を中心に展開するとのこと。

具体的に「Sonova」では、NFTの一次販売(ローンチパッド)および二次流通(セカンダリーマーケットプレイス)の機能を提供し、さまざまなプロジェクトのNFT販売を支援するという。また法人向け事業では、NFTを使った新たなビジネスモデルの提案と市場拡大に向けたパートナーシップ構築を進めているとのこと。特に日本国内外の企業やクリエイターがソニュームエコシステムに参入しやすい環境を整えることに注力するとのことだ。

また新会社では上記取り組みに加え、NFTマーケットプレイスの構築や、Web3プロジェクトをグローバル展開したい企業向けに、これまでの運営経験を活かしながら、カスタマイズされたソリューションを提供するという。今後も新体制のもと、国内外のさまざまなパートナーと協力しながら、革新的なサービス提供の継続を目指すとのこと。

なお新体制においても「tofuNFT」と技術基盤を共有していたNFTマーケットプレイス「X2Y2」のシステム部分及び技術力とグローバル市場でのノウハウを引き続き活用するとのことだ。

ちなみに「tofuNFT」は国内発で海外マーケットを対象とした、EVM系のチェーンでのNFTを扱うマルチチェーン対応のNFTマーケットプレイスだ。2022年4月には取引量として累計100億円に達している。また「X2Y2」は、「tofuNFT」と2022年9月に戦略的提携したイーサリアム(Ethereum)上の分散型NFTマーケットプレイスだ。

画像:iStocks/mouu007

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

アニモカとランボルギーニ、デジタルカーを売買・所有できるプラットフォーム「Fast ForWorld」立上げ

香港拠点のブロックチェーンゲーム開発企業アニモカブランズ(Animoca Brands)が、伊高級スポーツカーメーカーのランボルギーニ(Automobili Lamborghini)と提携し、ランボルギーニの車両をデジタルアセットとして売買および所有できるゲーム体験プラットフォーム「ファストフォーワールド(Fast ForWorld)」の立ち上げを10月2日発表した

【10/3話題】Aptos Labsがハッシュパレット買収、OKJはPLTのAPTに引換え全面サポート、メタプラネットがBTCプット売りなど(音声ニュース)

Aptos Labsがハッシュパレット買収、PLTはAPTに引き換えでELFはアプトス上に移行、OKJがパレットトークン(PLT)のアプトス(APT)引き換え全面サポート、ビットフライヤーは取扱い継続不可のリスク報告、メタプラネットがビットコインのプットオプション売却、プレミアム収入で23.97BTC獲得、米SEC、リップル裁判で控訴。最高裁判例や証券取引法に抵触を理由に、ビットワイズ、米SECに「XRP現物ETF」のS1申請書を提出、FTXが55億円相当の「ワールドコイン(WLD)」を割引価格で売却へ、債権者への資金返済で=報道、SBI VCトレードにニアー(NEAR)上場へ、国内3例目、ステーキングも対応、スイ(SUI)、トークンブリッジ機能「Sui Bridge」のメインネット稼働開始

クリスティーズ、アート作品130点以上にデジタル所有証明書発行、Base採用で

大手アートオークションハウスのクリスティーズ(Christie’s)が、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ベース(Base)」上で、アート作品に対するデジタル所有証明書を発行する。この証明書の発行をする 「ベース」基盤の暗号資産ウォレット「クレサス(Kresus)」が10月3日発表した

OKJがパレットトークン(PLT)のアプトス(APT)引き換え全面サポート、ビットフライヤーは取扱い継続不可のリスク報告

アプトスラボ(Aptos Labs)のハッシュパレット(HashPalette)買収による「パレットトークン(PLT)」の「アプトス(APT)」への引き換え発表を受け、国内暗号資産(仮想通貨)取引所OKJ(オーケージェー)が「全面的なサポート」をすると10月3日発表した