リミックスポイントが15億円分の暗号資産購入へ
東証スタンダード上場企業のリミックスポイントが、総額15億円におよぶ暗号資産(仮想通貨)を同社キャッシュマネジメント戦略の一環として購入することを9月26日発表した。
なお15億円で購入する暗号資産の内訳は、ビットコイン(BTC)12億円、イーサリアム(ETH)1億円、ソラナ(SOL)11億円、アバランチ(AVAX)1億円。購入時期については、「市場の状況を踏まえながら年内の購入完了を目途に分割で購入する」とのこと。
暗号資産の取引の方法は、主要な暗号資産交換所において口座を開設し、その口座を通じて取引を行うという。
また各暗号資産の保有残高は、四半期ごとに時価評価し、その評価損益を損益計算書に計上するとのこと。
リミックスポイントは暗号資産への投資にあたり、「暗号資産の購入及びリスク管理についてその方針を定め、運用する」としている。
同方針の主な内容として、 投資運用担当部署と管理担当部署を選定するとともにその職務を明確化するという。
投資運用担当部署は、取締役会決議の範囲内で暗号資産を購入するとのこと。また暗号資産購入にあたり「レバレッジ取引は行わない」とのことで、相場の状況によっては購入を見送ることもあるとした。
そして運用から独立した管理担当部署が、暗号資産の運用状況のモニタリング等リスク管理を行い、取締役会等へ定期的な報告を行うとのことだ。
リミックスポイントは2023年3月31日付で、連結子会社で国内暗号資産取引所ビットポイントの持ち分株式を全てSBIグループへ譲渡。これによりリミックスポイントの金融関連事業部における暗号資産関連事業は廃止となっていた。
なお国内上場企業としては今年4月よりメタプラネットがビットコインの購入を進めている。それ以降同社はビットコインの購入を定期的に実施し、現在同社のビットコイン総保有数は、398.832BTCとなっている。
ちなみにこの総数の購入価格は37.5億円で、1BTCあたりの平均購入価格は9,402,463円である。
参考:リミックスポイント
画像:Reuters