スカイランドベンチャーズ、ビットコインのマーケットプレイス型ウォレット「UniSat」へ出資

スカイランドベンチャーズが「UniSat」へ出資

国内ベンチャーキャピタルファンドのSkyland Ventures(スカイランドベンチャーズ)が、UniPro Technology(ユニプロテクノロジー)への出資を9月12日発表した。

UniPro Technologyは、ビットコイン規格トークンのマーケットプレイス型ウォレット 「UniSat Wallet(ユニサットウォレット)」を開発する香港拠点の企業である。

「UniSat Wallet」は、BRC-20規格のトークンを保管・管理できるウォレットだ。なお「BRC-20」はビットコインネットワーク上の「SATOSHI(BTCの最小単位)」全てに個別のIDを割り振れるようにするプロトコル「オーディナルズ(Ordinals)」を使用することで実現したファンジブルトークン(FT)のトークン規格だ。なお同ウォレットは、NFTとして取り扱う「BRC-721」にも対応している。

なおSkyland Venturesは昨年4月、web3特化のファンドを総額50億円規模で設立している。ファンドの名称は「Skyland Ventures 4号投資事業有限責任組合(SV4号ファンド)」。

ファンドは、インターネット領域全般のVC投資に加え、web3分野において国内外のスタートアップへのエクイティ及びトークンでの投資を積極的に行っていくとしていた。

2023年のSkyland Venturesのブロックチェーン・暗号資産関連への投資案件として、Web3ソーシャルコンテンツアグリゲーションプラットフォームの「リードオン(ReadON)」、オンチェーンアセット取引プラットフォーム「Cインデックス(Cindex)」、web3セキュリティサービス提供の「ゴープラスセキュリティ(GoPlus Security)」や、イーサリアムレイヤー2ソリューション開発の「タイコ(Taiko)」、ソウルバウンドトークン(SBT)を開発・管理するワンストッププラットフォーム「デソール(Desoul)」、NFT詐欺防止ツール提供の国内プロジェクト「ケッカイ(KEKKAI)」がある。

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images:iStocks/ChrisGorgio

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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