コインチェックがメタバース事業を譲渡へ、同グループのマネックスクリプトバンクに

コインチェックがメタバース事業を譲渡へ

コインチェックが、マネックスクリプトバンク(MCB)へのメタバース事業の譲渡を9月8日発表した。MCBへの事業譲渡は10月2日付になるという。

これにより「OASIS」プロジェクトの運営および「OASIS」が発行するNFT「OCP(OASIS COMMUNITY PASS NFT)」の発行体がMCBに移管されるとのことだ。

なおコインチェックとMCBはともに、マネックスグループを持株会社とする企業グループに属する兄弟会社である。そのため、事業譲渡後もMCBは従前と同様にメタバース事業に取り組むとコインチェックは述べている。

なお「OASIS」プロジェクト始動から関わっていたコミュニティオーナーのコインチェック天羽健介氏は、今後エグゼクティブアドバイザーとして引き続きプロジェクトにコミットしていくとのこと。

またこれまで同プロジェクトのディレクターだったコインチェック塚田竜也氏がコミュニティオーナーに、またコインチェックの浅見浩志氏が新たにコミュニティディレクターに就くとのことだ。

マネックスクリプトバンクは、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンのサービスに関する調査・研究・企画・開発及びコンサルティングを提供する企業。暗号資産・web3・ブロックチェーンに関するニュースレターやリサーチ、相場展望を配信している他、ビットコインがもらえるニュースアプリ「Cheeese(チーズ)」などのサービスも運営している。

また「OASIS」は メタバース×NFTのコミュニティプロジェクト。「OCP」は、「OASIS」コミュニティへのアクセス権や「OASIS」メタバースへのVIP入場、オフラインイベントへの招待といった特典が付与されている。The Sandbox(ザ・サンドボックス)上の「OASIS TOKYO」、Decentraland(ディセントラランド)上の「OASIS KYOTO」、Otherside(アザーサイド)上の「OASIS MARS」といったweb3メタバース上の都市があり、それぞれで実施予定の企画にコミュニティメンバー(OCP保有者)は参加できるとのことだ。

関連ニュース

参考:コインチェック
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【9/21話題】コナミのPROJECT ZIRCONとNFTマーケットプレイス「リセラ」、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場など

コナミ、初のweb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」とNFTマーケットプレイス「リセラ」発表、国内初、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場。エイプコイン(APE)とアクシーインフィニティ(AXS)も、PayPalのモバイル決済アプリ「Venmo」、同社発行のステーブルコイン「PYUSD」を利用開始、ハッシュキーDXがIOSTのノードパートナーに参加、企業向けWeb3サービス開発支援で協力も、Polkadotエコシステムのコミュニティ「PolkaWorld」、資金提供を拒否され運営停止へ

【9/20話題】野村HD子会社が機関投資家向けビットコインファンド、Optimism3回目のOPエアドロップなど

野村HD子会社レーザーデジタル、機関投資家向けのビットコイン(BTC)ファンドをローンチ、イーサリアムL2のOptimism、3回目のOPトークンエアドロップを開始、アプトスラボ提供のウォレット「ペトラ」でオンランプ可能に、コインベースペイ統合で、英ゾディアカストディがOpenEdenと提携、ステーキングサービス提供へ、英国、犯罪関与の暗号資産押収に関する法案が承認最終段階へ、サークル「USDC」、ポルカドット上に正式ローンチ、Pacific Meta、イミュータブルとのエコシステムパートナーシップ締結