ビットコイン(BTC)のマイニング難易度が過去最高に

ビットコイン、マイニングのディフィカルティーが過去最高に

ビットコイン(Bitcoin)のマイニングにおける「ディフィカルティー(Difficulty)」が8月22日、過去最高に到達した。なお「ディフィカルティー」は、ブロックを生成するために行う作業の難易度のこと。

ビットコインでは、コンセンサスメカニズムにプルーフオブワーク(PoW、Proof of Work)を採用しており、ブロック生成のために複雑な演算を行う。この演算の難易度が「ディフィカルティー」となる。

なお8月28日現在のビットコインの「ディフィカルティー」は、22日に引き続き約55兆6200億である。「ディフィカルティー」はおおよそ14日程度で更新される。

ビットコインはブロックの生成が10分ごとに行われるように調整されており、2016ブロック生成されるごとに「ディフィカルティー」を調整することで10分の生成時間を維持する。そのためマイニング機器の性能向上や、マイニング参加者の人数増加に応じてブロック生成時間が10分より短くなっていれば、調整実行時にディフィカルティーは上昇する。

ブロックの生成が行われる際には、ブロックの生成のための演算を成功させたマイナーに対し、マイニング報酬が支払われる。2023年8月現在のマイニング報酬は6.25BTC(約2380万円)であり、2024年初旬にはマイニング報酬が半減する半減期が来ると推測されている。

この半減期を迎え、マイニング報酬が減少することで、ビットコインの供給量増加が鈍化する。なお、これまでビットコインは半減期を迎えるたびに価格の大幅上昇がみられている。

SBI VCトレードによるビットコインのマーケットレポートによると、8/20~8/26週におけるビットコインの価格は、日本円建てで前週比+0.46%であったという。また先々週大幅に下落し、先週前半でもさらに下落する動きを見せたが、週後半には若干の上昇を見せたとのことだ。

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参考:ダッシュボード
デザイン:一本寿和
images:iStocks/www.fotogestoeber.de

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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