DEXアグリゲーター「1inch Network」、コインベースの「Base」でローンチ

1inch NetworkがBaseでローンチ

DEX(分散型取引所)アグリゲーターの1インチネットワーク(1inch Network)が、「ベース(Base)」上でのプロトコルローンチを8月24日に発表した。

「ベース(Base)」で利用可能になったのは「1インチアグリゲーションプロトコル」と「1インチリミットオーダープロトコル」だ。

「アグリゲーションプロトコル」は1インチのメインのプロトコルであり、さまざまなDEXから最適な取引を算出することで効率の良いトレードを提供している。また「リミットオーダープロトコル」は、DEX上で指値注文を可能にするプロトコルである。

「ベース」は、米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が独自開発したイーサリアムのL2のブロックチェーンだ。「オプティミズム」に続きオープンソースモジュールの「OPスタック(OP Stack)」により構築されており、8月9日にメインネットが正式ローンチした。

「OPスタック」は、「OPメインネット」の開発元であるOPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェアである。開発者はこのソフトウェアを用いることで、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられる。

なお現在同ブロックチェーンのTVL(預かり資産額)は約2億4300万ドルとなっており、イーサリアムL2ネットワークの中で5位である(8月25日L2BEAT調べ)。

1インチネットワークは今回の「ベース」対応により、イーサリアム、アービトラムワン(Arbitrum One)、オプティミズム(Optimism)、zkシンクエラ(zkSync Era)、ベース(Base)、BNBチェーン(BNB chain)、ポリゴン(Polygon)、グノーシス(Gnosis)、アバランチ(Avalanche)、ファントム(Fantom)、クレイトン(Klaytn)、オーロラ(Aurora)の合計12のブロックチェーンでプロトコルを展開している。

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参考:1inchブログ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/sandipruell

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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