FCバルセロナ、web3戦略のため新たに約190億円を調達

バルセロナが約190億円を調達

スペインのサッカークラブ「FCバルセロナ」が、リベロ・フットボール・ファイナンス(Libero Football Finance AG)とニパ・キャピタル(Nipa Capital B.V)から約190億円(1億2000万ユーロ)の資金調達を行ったことを8月12日に発表した。

発表によると、今回の資金調達はバルセロナのweb3プラットフォーム「バルサ・ビジョン(Barça Vision)」を運営するブリッジバーグ・インベスト(Bridgeburg Invest)の株式譲渡と引き換えに行われるとのこと。なお今回両社に譲渡される株式は合わせて29.5パーセントになるという。バルセロナの株主からの承認を受けたのち、2023年第4四半期には株式の譲渡まで完了する予定であるとのこと。

またバルセロナは同資金調達を機に、両社と戦略的パートナーシップを締結することになったとのことだ。

バルセロナはブログにて、「この取引により、FCバルセロナは、スポーツとエンターテイメントのデジタル世界でビジネスチャンスを促進するための知識と経験を提供する戦略的パートナーとともに、バルサ・ビジョンを強化することに成功しました」と述べている。

ちなみに出資を行ったリベロ・フットボール・ファイナンスは、サッカークラブに対して資金調達などの金融に関するアドバイスを提供するドイツの企業。またニパ・キャピタルは、オランダに拠点を置くベンチャーキャピタルである。

バルセロナは以前からweb3戦略を進めており、2020年2月にはチリーズ(Chiliz)運営のファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」でファントークン「BAR」を発行している。

また昨年8月には同クラブでブロックチェーンやNFT、ファントークンを活用した新たなプロジェクトを立ち上げるとして、デジタルコンテンツ制作子会社「バルサスタジオ(Barca Studios)」の株式24.5%を「ソシオスドットコム」運営元のチリーズに売却している。

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参考:FCバルセロナブログ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/ChrisGorgio

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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