Paxos発行の米ドルステーブルコイン「USDP」、決済サービス「メルカドパゴ」で利用可能に

メルカドパゴでUSDPが利用可能に

ステーブルコイン発行会社パクソス(Paxos)発行の米ドルステーブルコイン「USDP(Pax Dollar)」が、オンライン決済サービス「メルカドパゴ(Mercado Pago)」でサポートされることが6月28日に発表された。なお今回「USDP」のサポートの対象となるのは、メルカドパゴのメキシコユーザーである。

「メルカドパゴ」は、南米最大のECサイトを運営するメルカドリブレ(Mercado Libre)提供のオンライン決済サービスだ。なお同サービスは、オンラインショッピング決済や電子マネー、公共料金や税金の支払いにも利用できる。

またパクソスとメルカドリブレは以前から提携しており、昨年8月にはパクソスのプラットフォームを通じてメルカドパゴのデジタルウォレットから暗号資産を直接購入できるサービスを開始した。

メルカドパゴではこれまでビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の売買と保持をサポートしており、「USDP」は暗号資産として3つ目のサポートとなった。

パクソスの発表にて、同社の最高収益責任者のマイケル・コセッタ(Michael Coscetta)氏は「メキシコおよびラテンアメリカ全域におけるデジタル資産の熱狂的な採用は、消費者による変革技術への需要を示しています。メルカドパゴにUSDPが追加されたことで、メルカドリブレはユーザーに安定した安全なサービスを提供できることを実証し続けている」とコメントしている。

「USDP」は米ドルの価格とペッグされたステーブルコインであり2021年8月以前はPAX(Paxos Standard)と名付けられていた。なお現在の時価総額は40位で約9.8億ドルだ(6/29 コインマーケットキャップ調べ)。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:リリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/wacomka

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

コインベースが暗号資産デリバティブ取引所デリビットの買収交渉中、ドバイ規制当局に通知済み=報道

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産デリバティブ取引所デリビット(Deribit)の買収に向けた交渉を進めていると、「ブルームバーグ(Bloomberg)」が3月22日に報じた。これは事情に詳しい一部関係者の話として伝えられている

【3/25話題】サークルがバイナンスジャパン・ビットバンク・ビットフライヤー「USDC」取扱予告、サークルとSBIと合弁会社へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

韓国の教保生命保険、航空機エンジンを裏付けとする韓国当局のSTO事業に参入=報道

韓国の生命保険会社である教保生命保険が、韓国金融サービス委員会(FSC)が推進する航空機エンジンを裏付けとした信託受益証券の取引・流通サービスにおいて、信託業者として指定されたようだ。同国の日刊経済紙「毎日経済新聞(Maeil Business Newspaper:MK)」が3月21日に報じた