十六茶の購入で「新垣結衣NFT」、アサヒ飲料がLINEブロックチェーンで

十六茶30周年キャンペーンで「新垣結衣NFT」

アサヒ飲料が、女優の新垣結衣のNFTが手に入る「十六茶30周年キャンペーン」の開始を5月30日発表した。

「新垣結衣NFT」は、WEB上でコレクション可能なデジタルブロマイドとして発行されるNFTとのこと。受け取りにはLINEが提供する「DOSI Wallet(ドシウォレット)」への登録が必要だという。そのため、このNFTはLINE独自開発の「LINEブロックチェーン」上に発行されるNFTだと思われる。

また「新垣結衣NFT」は、LINE Xenesis(ラインジェネシス)社の運営するNFTマーケットプレイス「LINE NFT」、その他のマーケットプレイスでの二次流通はできないとのことだ。

「新垣結衣NFT」はキャンペーンに応募した中から、抽選によって100名に付与されるとのこと。なお同NFTの応募には「十六茶 PET630ml」・「十六茶麦茶 PET660ml」・「十六茶金のブレンド PET630ml」のいずれか6本を購入する必要がある。

応募方法は、それぞれのペットボトルに添付されている応募シールにある二次元コードを、LINEアプリ上の二次元コードリーダーを使用して読み込み、キャンペーンサイトへアクセスする。そしてサイト上にシリアルコードを6本分貯めることで「新垣結衣NFT」の抽選コースへ応募ができるとのことだ。

「新垣結衣NFT」が当選した際には、「LINEで応募 お知らせ」のLINE公式アカウントより景品獲得通知が届くとのこと。そこに記載されているURLにアクセス後、「デジタルブロマイドを受け取る」ボタンを押下することで同NFTが受け取れるとのことだ。

ちなみに「十六茶30周年キャンペーン」では「新垣結衣NFT」の他に、対象商品4本で応募できる「電子カタログギフト」(抽選で1,000名)と対象商品1本で応募できる「選べるデジタルポイント」(PayPay・LINE・楽天のポイント:抽選で3,000名)も用意されている。

なおキャンペーンの期間は5月30日10:00~9月29日23:59となっている。

なおアサヒ飲料は2021年11月にも、「LINEブロックチェーン」を基盤とするNFTデジタルトレーディングカードのプレゼントキャンペーンを実施している。

このキャンペーンはアサヒ飲料の「真冬の打ち上げ花火クリスマスキャンペーン」内にて「いつもと違うアイテム! LINEのデジタルトレカプレゼントキャンペーン」として実施。アサヒ飲料とLINEスタンプの人気クリエイター「くおん」のキャラクター「うさぎゅーん!」のコラボによるNFTを付与していた。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

参考:アサヒ飲料
デザイン:一本寿和

images:iStocks/sasha85ru

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

現物イーサリアムETF承認なれば初年度で約6.7兆円流入、スタンダードチャータード銀行が予想

ロンドンを拠点とするグローバル金融グループであるスタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)が、米国でイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)が承認されれば、最初の1年間で最大450億ドル(約6.7兆円)の資金が流入する可能性があるとの見方を示した

【3/18話題】米検察当局がFTX元CEOへ50年の懲役刑と約110億ドルの罰金求刑、スタバのweb3リワードプログラム終了へなど

米検察当局、FTX元CEOに50年の懲役刑と約110億ドルの罰金求める、スタバの米国向けweb3リワードプログラム「Starbucks Odyssey」が終了へ、バイナンスVC部門「Binance Labs」、グループから独立していた、バイナンスにソラナのミームコイン「BOOK OF MEME(BOME)」上場、エルサルバドル、保有ビットコイン(BTC)の大半をコールドウォレットに移し保管へ、アバランチ財団、ミームコイン「COQ・GEC・KIMBO・NOCHILL・TECH」を投資対象に、オーケーコインジャパン、Optimismチェーンのイーサリアム(ETH)に対応へ、TRON DAOのフルノードがAWSに統合、dAppsの構築加速へ