米コインベース、ビットコイン担保の現金貸出サービスを閉鎖へ

ビットコイン担保の現金貸出サービスを閉鎖へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、ビットコインを担保に現金を貸出すサービス「コインベースボロー(Coinbase Borrow)」の提供をやめるようだ。複数メディアが5月4日以降続々と報じた。

報道によれば、5月3日にコインベースからユーザーへ向けて、サービス廃止に関するメールが届いたという。「コインベースボロー」では5月10日以降、新規ローンの受付を廃止するとのこと。なお未払いローン(借入残高)への影響はなく、ユーザーは引き続き、ローン履歴やダッシュボードにアクセスすることができるとのことだ。

THE BLOCKによれば、サービス廃止の理由は需要の低迷だという。

同サービスは2021年11月より開始。ユーザーはコインベースの口座に保有するビットコインの価値の40%と同程度の現金を最大100万ドル借り入れることができた。なお借り入れは信用調査なしで変動年率(APR)は8.7%であった。

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参考:コインベース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Nature

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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