HashKeyがトークン「HSK」発行、ステーキング報酬や手数料割引に活用

HashKeyがトークン「HSK」発行を発表

香港を拠点にブロックチェーン技術の導入を支援するハッシュキーグループ(HashKey Group)が、プラットフォーム用ネイティブトークン「HSK:HashKey EcoPoints」を発行することを4月12日に発表した。

「HSK」トークンは、ハッシュキーが展開する取引所「ハッシュキープロ(HashKey PRO)」をはじめとした、ハッシュキーエコシステムでの利用報酬として配布される予定である。また今後は他のサービスの報酬プログラムにも採用され、配布が行われる予定だという。

またホワイトペーパーによると「HSK」トークンのユーティリティの一例として、「ハッシュキープロ」での取引手数料の割引や引き出し手数料の免除や、同社が提供するweb3パスポートが作成できるプラットフォーム「ハッシュキーDID(HashKey DID)」でのサービス料支払いや限定NFTの購入などへの利用が想定されている。また現在開発中である分散型取引所(DEX)「ハッシュキーDex(HashKey Dex)」でも利用できる予定とのことだ。

「HSK」トークンは、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンのトークン規格であるERC-20で発行されており、総発行枚数は10億枚に固定されている。またトークンのスマートコントラクトはブロックチェーン上のセキュリティを提供するスローミスト(SlowMist)によって監査されているとのこと。

「HSK」トークンは、その総供給量65%がエコシステムの成長に、30%がチームに、5%が予備資金に割り当てられている。なおハッシュキーは「HSK」トークンの発行のためにパブリックセールや資金調達を行っていない。

またハッシュキーは「HSK」トークンを定期的に買い戻しとバーン(焼却)を行うことを発表しており、将来的にはトークンの供給枚数が減少していくデフレモデルになるように設計されているとのことだ。

関連ニュース

参考:HashKey Group
デザイン:一本寿和
images:iStocks/wacomka・Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【5/22話題】ビットコインが11万ドル突破で史上最高値、テキサス州のBTC準備金設立法案が下院可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SECが21SharesのXRP・GrayscaleのDEGEとXRP現物ETFの審査手続き開始、Bitwiseのステーキング対応ETH現物ETFは審査延期

米証券取引委員会(SEC)が、21シェアーズ(21Shares)とグレースケール(Grayscale)が運用を計画する暗号資産(仮想通貨)現物ETF(上場投資信託)について、上場申請の承認可否を判断するための正式な審査手続きを5月20日に開始した。SECが同日付で文書を発行している

サム・アルトマンのワールド、a16zとBain Capitalに「WLD」売却で135Mドル調達

暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド(World)」を支援するワールド財団(World Foundation)の子会社であるワールドアセッツ(World Assets)が、同プロジェクトの初期支援者であるa16z(アンドリーセンホロウィッツ)およびベインキャピタルクリプト(Bain Capital Crypto)から1億3,500万ドルを調達したことを5月21日に発表した