社会人サッカークラブ「OSAKA CITY SC」、FiNANCiEでトークン発行

OSAKA CITY SCがFiNANCiEでトークン発行

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、社会人サッカークラブ「OSAKA CITY SC」のトークン新規発行および販売開始を4月13日発表した。

「OSAKA CITY SC」は、大阪府社会人サッカーリーグ2部に所属するサッカークラブ。大阪市中央区をホームタウンに活動している。チームが設立されたのは2020年7月で、運営会社となる株式会社OsakaCitySCが設立されたのは昨年3月である。「OSAKA CITY SC」は2031年にJリーグ入りを目指しており、8年かけて府1部、関西2部、関西1部、JFL、J3と昇格していく計画である。

今回のトークン販売による支援金は、競技力を強化し2031年までにJ3昇格するためのチーム強化(フルピッチでのトレーニング・分析ソフトの導入・トレーニング器具の購入)、チーム運営費に使用するとのことだ。

なお今回「FiNANCiE」上で発行されるトークンは「OSAKA CITY SCトークン」として販売されるとのこと。

「OSAKA CITY SCトークン」購入者は特典として、「FiNANCiE」内の「OSAKA CITY SC」コミュニティに参加できる他、コミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや、保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供される。

「OSAKA CITY SCトークン」初回販売は、4月13日11:00から開始しており5月22日21:00まで実施される予定だ。

なお「OSAKA CITY SC」によるトークン販売メニューは5,000pt~300,000ptで購入できる支援コースが10個ある。それぞれのコースには数量制限はない。

購入者には購入pt分のトークンが付与される他、前述した「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「コミュニティ主催の投票企画や抽選応募企画への参加権利」や「その他コミュニティが企画する施策への参加権利」、NFTとなる「初期サポーター記念コレクション」が付与される。

また販売コースによっては「タオルマフラー」や「祝勝会 ・決起会への参加権利」、「山地代表と1時間話せる権利」、「OsakaCitySCスターターキット(レプリカユニフォーム+マフラータオル)」、「2023年ユニフォーム」、「HPへのロゴ/お名前掲載」、「社内でのサッカー教室1回開催」などが付与される特典がある。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「OSAKA CITY SCトークン」および「FiNANCiE」で発行されているコミュニティトークンについては、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、株式会社OsakaCitySCの代表取締役である山地泰平氏より以下のコメントを得た。

私たちは、「大阪市中央区からJリーグ入り」という非常に大きな目標を掲げています。この目標を達成するためには、地域・ファン・サポーター・企業様との強固な関係が必要です。今回のトークンの発行をきっかけに、皆様と今まで以上に強固な関係を築き、大阪市中央区からのJクラブを共に創りあげていければと思います。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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