コインチェック、フィナンシェトークン(FNCT)取扱い開始

コインチェックがFNCTの取扱いを開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック(Coincheck)が、新たに暗号資産フィナンシェトークン(FNCT)の取扱いを3月16日より開始した。

FNCTの取扱い対象サービスは、CoincheckWEB版における取引所サービスと「Coincheck貸暗号資産サービス」となる。入出金にも対応するようだ。

なおコインチェックが取り扱うFNCTは、イーサリアム(Ethereum)チェーンにのみ対応しているとのこと。

コインチェックではFNCT取扱い開始により、全19銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。

現在同取引所では、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)※板取引のみ、リスク(LSK)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTEM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、オーエムジー(OMG)、パレットトークン(PLT)、ザ・サンドボックス(SAND)、ポルカドット(DOT)の取引が行われている。

FNCTとは

FNCTは国内3例目のIEO案件として取り扱いが開始した暗号資産。次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」提供のフィナンシェが発行元だ。コインチェック提供の「Coincheck IEO」にて販売が実施されたFNCTだが、申込金額は200億円を突破し、倍率18.78倍で約10億円相当のFNCTが販売された。なお販売されたFNCTは、総発行枚数の13%となる26億枚。販売価格は1FNCT=0.41円となっていた。

なおFNCTは「FiNANCiE」を活用するスポーツクラブやクリエイターのコミュニティを活性化するサポーターへ更なるメリットを提供することを目的に設計・開発されたプラットフォームトークンだ。「FiNANCiE」ユーザーへの報酬や「FiNANCiE」上の優良なコミュニティが継続的に成長するためのインセンティブとしての活用が想定されている。

またFNCTは「FiNANCiE」のエコシステム全体におけるガバナンスに参加できる機能も有し、「ユーザー主体の運営」の実現に寄与するとも説明されている。

なおFNCTはイーサリアムブロックチェーン上で発行される暗号資産だが、「FiNANCiE」上での利用やステーキングやガバナンスに関するFNCTはポリゴンブロックチェーン上にブリッジされたトークンが利用される。

今回のFNCT上場にあわせ「FiNANCiE」では、「FiNANCiE」にて活動するスポーツチームやクリエイターのコミュニティを活性化させるためのインセンティブプログラム「コミュニティトークンホールディング」を開始している。このプログラムでは、FNCTが報酬として利用されている。

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参考:コインチェック
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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