国内2例目、アスター(ASTR)がGMOコインに上場へ

GMOコインにアスター(ASTR)上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインが、暗号資産アスター(ASTR)の取り扱い予定を3月16日発表した。

なおASTRが国内取引所において上場するのは、ビットバンクに続き2例目だ。またGMOコインではAstarおよびAstarEVMの2つのアドレス形式に国内初の対応をするとのこと。両アドレス形式にて送付と預入が可能となるようだ。

ASTR取扱いのスケジュールについては、3月22日16:00の定期メンテナンス終了後からASTRの預入を開始し、18:00より取引所サービスの現物取引にてASTRの取り扱いを開始するとのこと。なお送付対応は翌23日の12:00から対応するとのことだ。

また取引所サービスでのASTR最小注文数量は10ASTR/回で、最小注文単位は1ASTR/回となっている。また最大注文数量は50,000ASTR/回で最大取引数は1,000,000ASTR/日となっている。

今回のASTR上場でGMOコインは、合計24銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。

現在のところ同取引所は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、テゾス(XTZ)、クアンタム(QTUM)、エンジンコイン(ENJ)、ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)、シンボル(XYM)、モナコイン(MONA)、カルダノ(ADA)、メイカー(MKR)、ダイ(DAI)、チェーンリンク(LINK)、FCRコイン(FCR)、ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)を取り扱っている

アスターとは

アスター(ASTR)は、日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」のネイティブトークンだ。

アスターネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットのパラチェーンとして2021年12月に接続し、2022年1月17日にメインネットローンチしたブロックチェーンだ。

ポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。ポルカドットリレーチェーンでは、スマートコントラクトをサポートしていない為、アスターはポルカドットへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)を提供することで、複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトハブの役割を担っている。

またアスターネットワークでは、開発者支援の為にBuild to Earn(構築して稼ぐ)の仕組みである「dApp staking」有しているのが特徴だ。「アスターネットワーク」と統合したdAppやインフラストラクチャに対して、ユーザーが同ネットワークのネイティブトークン「ASTR」をステーキングすることで、開発者とユーザーが報酬を得られる仕組みとなっている。ユーザーは「dApp Staking」でdAppに「ASTR」をステーキングする事で、報酬を受取りながらも、開発者を支援することが可能となる。

なおアスターネットワークは、シンガポール拠点のステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)が開発を主導しており、同社のCEOも渡辺創太氏が務めている。

現在「ASTR」は、暗号資産(仮想通貨)取引所のフォビグローバル(Huobi Global)、OKX(オーケーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)、バイナンス(Binance)、バイナンスUS、クリプトドットコム(Crypto.com)、アップビット(Upbit)そして国内ではビットバンク(bitbank)で取り扱われている。

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参考:GMOコイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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