分散型取引所「dYdX」、カナダでのサービス終了へ

dYdXがカナダでのサービスを終了へ

分散型取引所(DEX)のdYdX(ディーワイディーエックス)が、カナダでのサービスを終了することを4月7日発表した。

dYdXは、カナダユーザーによる新規取引所登録を7日17:00(UTC)より停止したとのこと。また既存のdYdXカナダユーザーについては、14日17:00(UTC)までdYdXで取引が可能だが、それ以降は資金の引き出しのみがサポートされるという。

今回dYdXがカナダでサービスを終了するに至った背景として、カナダの暗号資産(仮想通貨)に関する規制による影響があったようだ。

dYdXはカナダでのサービス再開に向けて「時間の経過とともにカナダの規制環境が変化することを期待しています」とし、また「これまでと同様に、製品決定に関する透明性を提供し、金融機会へのアクセスを民主化することを約束します」と発表にて説明している。

なおカナダにおいては先月30日に、米大手暗号資産取引所のクラーケン(Kraken)がカナダ全土において制限付きのディーラーとして登録される為のステップとして、カナダのオンタリオ証券委員会に事前登録引き受け書類「Pre-Registration Undertaking(PRU)」を提出したことを発表している。

「PRU」は2022年8月にカナダ証券監督庁(CSA)が、カナダで暗号資産関連サービスを展開する予定の企業に対して導入した事前登録制度だ。

今年2月にこの制度において、暗号資産取引プラットフォームがレバレッジを提供することを禁止するなどの内容を含んだ新たな投資家保護規定が組み込まれた。なおコインスクエア(Coinsquare)やクリプトドットコム(Crypto.com)などが「PRU」に登録している。

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参考:dydx
デザイン:一本寿和
images:iStocks/TexBr・dalebor

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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