ウォレットツール開発Webcacyが500万ドル調達、gmjpやMiraiseなどから

WebcacyがgmjpやMiraiseなどから500万ドル調達

ウォレットツール開発企業ウェブキャシー(Webcacy)が、500万ドル(約6.6億円)の資金調達を行ったことを2月7日に発表した。

ウェブキャシーは秘密鍵やシードフレーズを必要としない、安全で簡単なセルフカストディを可能にするためのツールを開発している。具体的にはバックアップウォレット作成やウォレット通知機能などのツールが含まれていると言う。

このラウンドに参加したのは、gmjp、Gary Vaynerchuk&AJ Vaynerchuk、Mozilla Ventures、Soma Capital、Quantstamp、CEAS Investments、Dreamers、Miraise、DG Daiwa Venturesなどだ。

なおウェブキャシーの創業者兼CEOは五十川舞香(いそがわまいか)氏だ。同氏はマイクロソフト(Microsoft)退社後、2021年8月にウェブキャシーを創業した。

なおMSでのキャリアの前にはスタンフォーフォード大を休学し、2年間シルク・ドゥ・ソレイユでパフォーマーをしていた経歴も持っている。

リリースで、Webcasyの五十川舞香氏は「私たちはソフトウェアとハードウェアのソリューション(Webcasyのスマートコントラクト保護+ハードウェアウォレット)の強力な組み合わせが、安全性のための最高のスターターキットであると信じています。ハードウェアウォレットだけでは不十分で、それを使う人間が弱者であることに変わりはありません。Webacyはその重要なソフトウェアコンポーネントなのです」と伝えている。

関連ニュース

参考:Webcacy
images:iStocks/ChrisGorgio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

CoinMarketCapがトークンローンチパッド「CMC Launch」公開、第1弾はパーペチュアルDEX「Aster」

暗号資産(仮想通貨)情報プラットフォームを提供するコインマーケットキャップ(CoinMarketCap)が、トークンローンチパッド「CMCローンチ(CMC Launch)」を新たに立ち上げたと5月15日に公式Xで発表した。「CMCローンチ」の第1弾プロジェクトは、パーペチュアル(無期限先物)DEX(分散型取引所)「アスター(Aster)」だ

米シーボーBZX取引所、Canaryのステーキング対応「トロン(TRX)現物ETF」をSECへ申請

米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が、暗号資産(仮想通貨)投資企業カナリー(Canary)が運用する「カナリー・ステークド・TRX・ETF(Canary Staked TRX ETF)」の上場および取引開始に向け、5月12日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した。同ETFは、暗号資産トロン(TRX)の現物価格に基づく投資信託となる