DEVプロトコルのFRAME00が2.5億円調達、gmjpやB Dash Venturesらから

DEVプロトコルのFRAME00が2.5億円調達

オープンソースの分散型ミドルウェアDEVプロトコルを開発するフレームダブルオー(FRAME00)が、今年8月末にプレシリーズAラウンドで2.5億円を調達していたことを10月26日に発表した。なお同社の累計の資金調達額は約3.1億円となったとのことだ。

同社は昨年4月にスイスのツーク州で新会社「Dev Null AG」を設立。「Dev Null AG」は新たな経営体制の下、プロトコルのガバナンスを強化するとともに、DAO(自律分散型組織)の実現への展開を加速していくことを目標としていた。そして今年5月に同社はDAOの開発キット「Clubs」を発表。「Clubs」は、「DEVプロトコル」をプロジェクトに組み込むことができるキットだ。

そして現在DEVプロトコルの開発者コミュニティは500名を超えているとのことだ。 

今回のプレシリーズAラウンドは、gmjpがリード投資家を務め、B Dash Ventures、スカパーJSAT、rikka、01Booster Capital が新たに株主に加わった。

なお今回調達した資金は、ノーコードDAOツール「Clubs」およびweb2とweb3を自在に接続する「Khaosオラクル」の開発と、パートナーエコシステムの拡大、スイスにおける事業展開の加速を主な資金使途として活用して行くという。

ちなみにフレームダブルオーは2020年5月にMonex Ventures、MIRAISE を引受先としたシードラウンドの資金調達を完了している。

参考:FRAMEoo

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した

ステートストリートとギャラクシー、ペイパル「PYUSD」対応のトークン化流動性ファンドを来年提供へ

米金融大手ステート・ストリート(State Street)の資産運用部門であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメント(State Street Investment Management)とギャラクシー・アセット・マネジメント(Galaxy Asset Management)が、共同でトークン化されたプライベート流動性ファンドのローンチを計画していると12月10日に発表した