スーパーボウル広告で「DigiDaigaku」NFT無料配布、暗号資産取引所系の広告は無し

スーパーボウル、暗号資産取引所系の広告は無し

アリゾナ州グレンデールで2月12日(日本時間13日)キックオフとなる、第57回スーパーボウルで放映される広告で、今回は暗号資産(仮想通貨)取引所系の広告は出ないようだ。今週各メディアが報じた。

Fox Sportsの広告販売担当執行副社長であるマーク・エバンス(Mark Evans)氏は、取引所系の広告について、予約済であった2社及び成約間近であった2社がFTXの崩壊後、取引白紙になったことをAP通信に明かしたとのこと。

なお昨年のスーパーボウルへは、昨年11月に破綻した大手暗号資産取引所のFTXを始め、暗号資産取引所のコインベース(Coinbase)及びクリプトドットコム(Crypto.com)、投資プラットフォームのイートロ(eToro)の4社が広告出稿していた。

CNNによれば、イートロはマーケティングへは多額投資を続ける一方、「市況を含む多くの要因に基づき、特定のチャンネルへの露出を調整する」と述べ、今年は広告にお金をかけないことCNNへ伝えたという。なおコインベース、クリプトドットコムはコメント要請に応じなかったという。

NFTゲーム「DigiDaigaku」の広告は放映、NFT無料配布へ

今回取引所の広告出稿は見送られたが、ブロックチェーンのゲーム開発会社であるリミットブレイク(Limit Break)は、スポットCMを確保したようだ。同社が手がけるNFTゲーム「DigiDaigaku」の広告が放映される予定だ。広告内で表示されるQRコードをスキャンした視聴者に数千個の「DigiDaigaku」のNFTを配布する内容になるようだ。

なおリミテッドブレイクは2021年設立の企業、ゲーム業界で著名なガブリエル・レイドン(Gabriel Leydon)氏がCEOを務める。なお同社は今までに2億ドル(約262.6億円)の資金調達をしている。

関連ニュース

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・eToro、SPACでのナスダック上場を取り下げ
・FTX破綻、米投資家が広告塔の大谷翔平や大坂なおみらも提訴
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・クリプトドットコムが「Proof of Reserves」公開、透明性を強調

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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