DEX「ユニスワップV3」が「BNB Chain」対応へ、コミュニティ約80%が賛成票

Uniswap V3がBNB Chain対応へ

分散型取引所(DEX)「ユニスワップV3(Uniswap V3)」コミュニティの約80%が、バイナンス独自ブロックチェーン「BNB Chain」への対応に賛成したことが分かった。「BNB Chain」への対応提案をしたゼロエックスプラズマラボ(0xPlasma Labs)が1月23日発表した。

ゼロエックスプラズマラボは、オールインワン分散型金融(DeFi)プラットフォーム「プラズマファイナンス(PlasmaFinance)」を提供しており、今回ユニスワップコミュニティに代わり「ユニスワップV3」を「BNB Chain」へデプロイする役割が許可されている。

なお「BNB Chain」へ「ユニスワップV3」が対応するメリットとして、開発サポートや機能性向上、バイナンスエコシステム上の他プロジェクトとのコラボレーションなどの可能性があることが挙げられている。

「BNB Chain」への対応提案は、ユニスワップのネイティブトークン「UNI」保有者に対して行われ、現状の対応方針を変更する意志があるか判断する「温度チェック(Temperature Check)」にて投票が行われた。

結果は賛成票が約2,000万、投票者数が6,495人となった為、ゼロエックスプラズマラボは最終のガバナンス提案に進む意向とのこと。なお今回の投票数はユニスワップガバナンスにおいて過去最大を記録したとのことだ。

なお現在「ユニスワップV3」は、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、セロ(Celo)といった5つのブロックチェーンに対応している。

関連ニュース

DEX「ユニスワップ」に脆弱性、早急な修正により被害ゼロ

ユニスワップにNFTアグリゲーター機能、GenieユーザーにUSDCエアドロップも

ユニスワップ(UNI)がユーザーのオンチェーンデータ取得開始、UX向上目的に

ユニスワップラボ、Polychainやa16zらから約243億円調達

分散型取引所ユニスワップV3、ポリゴンで正式稼働

参考:0xPlasma Labs
images:iStocks/artacet

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【6/7話題】米SECがコインベース提訴、SECゲンスラー委員長が「暗号資産は必要ない」と発言など(音声ニュース)

米SECがコインベースを提訴、バイナンス提訴の翌日に、米コインベースが規制枠組み推進の草案を支持、「米国は遅れを取っている」、米SECゲンスラー委員長、「暗号資産は必要ない」との考え明かす、米SEC、バイナンスUS関連の資産凍結を裁判所へ緊急要請、米ロビンフッド、SEC証券指摘の暗号資産を上場廃止検討か=報道、USDCの米サークル、シンガポールで大手決済機関ライセンス取得、SBI出資の英ゾディアカストディ、機関顧客にイーサ(ETH)ステーキング提供へ。ソフトバンク出資ブロックデーモンと、野村證券らのコマイヌ、海外大手の暗号資産取引所「OKX」がカストディアンに採用、Cboe Clear Digital、ビットコインとイーサの証拠金先物取引を提供へ。CFTC認可で、オーケーコインジャパン、ジリカ(ZIL)のステーキングサービス提供へ

Sponsored