アニモカブランズジャパン、Psychic VR Labに1億円出資

アニモカブランズJPがPsychic VR Labに1億円出資

香港拠点のブロックチェーンゲーム開発企業Animoca Brands(アニモカブランズ)の子会社Animoca Brands株式会社(アニモカブランズジャパン)が、Psychic VR Lab(サイキックVRラボ)に対して1億円の出資を行ったことを発表した。

Psychic VR LabはXRテクノロジーを活用したサービスを提供している企業であり、アーティスト向けのXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営している。なお「STYLE」は現在5万人以上のアーティストの利用者を抱えており、ビューアーアプリのダウンロード数に至っては、500万ダウンロードを超えているという。

なおAnimoca BrandsとPsychic VR Labは、2022年6月に行われた世界最大級のNFTイベント「NFT NYC」でコラボレーションしており、これが出資の契機になったという。

アニモカブランズジャパン共同創業者の岡澤恭弥氏はリリースにて「今後、XRテクノロジーで現実空間の可能性が拡張され、建物内の吹き抜けや、公園など都市のあらゆる空間がデジタルツインとして価値が高まり、それをメディア化したり、エンターテインメント空間として創出することが可能になります。今回の提携により、それをAnimoca Brandsが誇る400社を超えるグローバルweb3エコシステムと連結することで、これらのデジタルツイン上に新たな経済圏を創り出し、弊社が提携するIPホルダーのコンテンツを活用したこれまでにない新たなビジネスを生み出して参ります」と語っている。

アニモカブランズジャパンは昨年1月にシードラウンドで講談社、西日本鉄道、三井住友信託銀行などから約11億円の資金調達を完了している。また同年8月には三菱UFJ銀行とアニモカブランズから61.5億円の資金調達を発表している。

また親会社であるアニモカブランズは昨年の11月末に20億ドル規模のメタバース/NFTファンド設立を予定していることも報道されており、このファンドの最初の投資は今年行われることも分かっている。  

関連ニュース

前澤友作MZ Cryptos、SBI、アニモカら gumi組成web3ファンド「Decima Fund」にGPとして参画

アニモカブランズ、20億ドル規模のメタバース/NFTファンド設立へ=報道

バイナンスが暗号資産業界復興ファンド(IRI)に10億ドル拠出、ポリゴン(Matic)、アニモカ、アプトス(APT)らも参加予定

人気NFT「クールキャッツ」、アニモカと提携しゲーム提供へ

アニモカが転換社債発行で約158億円調達、シンガポール政府系投資会社テマセクらから

参考:アニモカブランズジャパン

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

アニモカとランボルギーニ、デジタルカーを売買・所有できるプラットフォーム「Fast ForWorld」立上げ

香港拠点のブロックチェーンゲーム開発企業アニモカブランズ(Animoca Brands)が、伊高級スポーツカーメーカーのランボルギーニ(Automobili Lamborghini)と提携し、ランボルギーニの車両をデジタルアセットとして売買および所有できるゲーム体験プラットフォーム「ファストフォーワールド(Fast ForWorld)」の立ち上げを10月2日発表した

【10/3話題】Aptos Labsがハッシュパレット買収、OKJはPLTのAPTに引換え全面サポート、メタプラネットがBTCプット売りなど(音声ニュース)

Aptos Labsがハッシュパレット買収、PLTはAPTに引き換えでELFはアプトス上に移行、OKJがパレットトークン(PLT)のアプトス(APT)引き換え全面サポート、ビットフライヤーは取扱い継続不可のリスク報告、メタプラネットがビットコインのプットオプション売却、プレミアム収入で23.97BTC獲得、米SEC、リップル裁判で控訴。最高裁判例や証券取引法に抵触を理由に、ビットワイズ、米SECに「XRP現物ETF」のS1申請書を提出、FTXが55億円相当の「ワールドコイン(WLD)」を割引価格で売却へ、債権者への資金返済で=報道、SBI VCトレードにニアー(NEAR)上場へ、国内3例目、ステーキングも対応、スイ(SUI)、トークンブリッジ機能「Sui Bridge」のメインネット稼働開始

クリスティーズ、アート作品130点以上にデジタル所有証明書発行、Base採用で

大手アートオークションハウスのクリスティーズ(Christie’s)が、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ベース(Base)」上で、アート作品に対するデジタル所有証明書を発行する。この証明書の発行をする 「ベース」基盤の暗号資産ウォレット「クレサス(Kresus)」が10月3日発表した

OKJがパレットトークン(PLT)のアプトス(APT)引き換え全面サポート、ビットフライヤーは取扱い継続不可のリスク報告

アプトスラボ(Aptos Labs)のハッシュパレット(HashPalette)買収による「パレットトークン(PLT)」の「アプトス(APT)」への引き換え発表を受け、国内暗号資産(仮想通貨)取引所OKJ(オーケージェー)が「全面的なサポート」をすると10月3日発表した