米コインベースにHashflow(HFT)上場へ

米コインベースにHFT上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産ハッシュフロー:Hashflow(HFT)の取り扱い予定を11月7日発表した。

HFTは流動性条件が満たされ次第、「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び、同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange)」にて、11月7日23:00(PT:同日9:00)以降に取引開始される予定だ。なお日本居住者はサポート対象外となっている。

取引ペアについては、HFT-USDおよびHFT-USDTがサポートされることになっており、取引は段階的に開始されるという。

なお今回サポートされるHFTはイーサリアムのトークン規格ERC-20で発行されたトークンとなる。

またHFTは新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象通貨となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。

ハッシュフローは、取引時のスリッページリスクを軽減する為に設計された分散型取引所(DEX)だ。スリッページリスクとは為替レートが変わり、約定金額が変更しうるリスクのことである。ネイティブトークンであるHFTは、ハッシュフロー上でイールドファーミングやガバナンストークンとして使用できる。

またHFTは、ハリウッドの大手クリエイティブエージェンシー「スーパーコンダクター」が開発したGameFi「ハッシュバース(Hashverse)」上でも、クエストやステーキングとして活用できる。

現在のところHFTは、バイナンス(Binace)やクラーケン(Kraken)、クーコイン(Kucoin)、エムイーエックスシー(MEXC)、バイビット(Bybit)などの暗号資産取引所が取り扱っている。

関連ニュース

米コインベース、「Wrapped Axelar(WAXL)」取り扱いへ

コインベース、法定通貨によるUSDC購入手数料が免除に

米コインベース、シンガポールで決済機関のライセンス取得

グーグルクラウドとコインベースがweb3で提携、サービス料の暗号資産決済など対応へ

クラーケングローバルにHashflow(HFT)上場へ

デザイン:一本寿和
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【9/11話題】UPBONDと鹿島建設らが「JPYC」活用の実証実験、博報堂キースリーとスターテイルがSoneium導入企業の支援など(音声ニュース)

UPBONDと鹿島建設ら、「JPYC」活用で建設現場の処遇改善と運営の効率化へ、博報堂キースリーとスターテイル、「Soneium」上でのサービス構想・開発実装の企業支援を開始、暗号資産詐欺の被害額、23年に45%急増=FBI、シンガポール、ワールドコインのアカウントとトークンの売買サービス提供者を捜査。先月は逮捕者も、バイナンスジャパンにネオ(NEO)上場、国内2例目、英金融監視機関、暗号資産ATMの違法運営で男を提訴、PayPalとVenmo、イーサリアムネームサービス(ENS)導入、State StreetとGalaxy Digital、デジタル資産ETF3銘柄立ち上げ、スタンダードチャータード、UAEでデジタル資産カストディサービス開始、テザー社、トロン、TRMラボの3社が協力。USDT不正利用と戦う金融犯罪ユニット設立、ビットコインスケーリング「Fractal Bitcoin」がメインネット公開、FBトークン配布も、バイナンスでトークンロック解除・権利確定スケジュール機能導入、CoinMarketCap提供=報道

Sponsored

テザー社、トロン、TRMラボの3社が協力。USDT不正利用と戦う金融犯罪ユニット設立

USDTなどのステーブルコイン発行企業テザー(Tether)社とジャスティン・サン(Justin Sun)氏が設立したパブリックブロックチェーンのトロン(TRON)、暗号資産取引に関するセキュリティツールを提供するTRMラボ(TRM Labs)の3社が提携し、暗号資産(仮想通貨)犯罪に対抗する民間金融犯罪ユニット「T3 Financial Crime Unit (T3 FCU)」を設立した

博報堂キースリーとスターテイル、「Soneium」上でのサービス構想・開発実装の企業支援を開始

博報堂キースリーとスターテイルラボ(Startale Labs)が共同で、ソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs)開発のブロックチェーン「ソニューム(Soneium)」を活用した企業のサービス構想企画、開発実装のサポートサービスの提供開始を9月11日発表した