楽天「Rakuten NFT」が暗号資産決済導入へ、メタマスクで

「Rakuten NFT」が暗号資産決済導入へ

楽天グループ運営のNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」に暗号資産(仮想通貨)決済を導入することが9月14日発表された。楽天グループ提供の国内サービスにおいて、暗号資産による決済方法の導入は初となるとのこと。

「Rakuten NFT」は今年2月にローンチしたプラットフォームで、ユーザーがNFTの購入やNFTを個人間売買できるとされている。なお現在はクレジットカードと楽天ポイントによる決済方法に対応している。

発表によると暗号資産決済の導入は今秋予定とのこと。暗号資産ウォレット「MetaMask(メタマスク)」の利用でイーサリアム(ETH)による決済が導入されるとのことだ。なおIPホルダーがコンテンツを発行および販売する1次販売においてのみ対象となるという。

今後については、個人間で売買する2次流通以降においてもイーサリアムによる決済導入も検討されているとのことで、その他にイーサリアムによる売上代金受領や、イーサリアム以外の暗号資産決済の導入も検討するとしている。

また2023年以降は、国内外のIPホルダーが保有するNFTのグローバルマーケットへの展開も検討しているとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

楽天「Rakuten NFT」、現代アーティストらの作品も販売へ

テレ朝、楽天とNFTコンテンツ販売で連携決定

楽天NFTマーケットプレイスが2月ローンチへ、『ULTRAMAN』NFTを販売

楽天がNFT事業参入へ、来春「Rakuten NFT」開始

【取材】暗号資産決済導入を簡単に、「Slash Web3 Payment」メインネットローンチ

デザイン:一本寿和
images:iStocks/peshkov

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した