Immutable X、約675億円規模「web3ゲームファンド」立ち上げ

Immutable Xがweb3ゲームファンド立ち上げ

イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワーク開発を行うイミュータブルX(Immutable X)が、約675億円規模(5億ドル)のweb3ゲームファンドを立ち上げたことが6月17日分かった。

このファンドは、イミュータブルX上に構築されたweb3プロジェクトや、ブロックチェーンゲームへの支援を目的としており、ベンチャー部門と助成金部門の2つの役割があるとのことだ。

ベンチャー部門は、ビットクラフト(BITKRAFT)やアニモカ(Animoca)、エアツリー(Airtree)、キングリバーキャピタル(King River Capital)、ゲームストップ(GameStop)といったweb3ゲームやNFTに特化したベンチャー企業と提携し、イミュータブルX上のプロジェクトへ投資していくとのこと。なおトークン関連の投資は、24ヶ月のトークンロック期間があるとのことだ。

また助成金部門では、イミュータブルX上に構築したプロジェクトが、資金調達の為の金銭的支援や、イミュータブルXの独自トークン「IMX」での報酬、ブロックチェーンゲームに必要な専門知識であるトークノミクス及びゲームデザインといったサポートを受けられるとのこと。

現在イミュータブルX上では、ゲームストップ(GameStop)やTikTok、オープンシー(Opensea)、イルビウム(Illuvium)、エンバーソード(Ember Sword)、ヴィーフレンズ(VeeFriends)などがゲーム開発をしているとのことだ。

イミュータブルXは今年2月、米ビデオゲーム小売のゲームストップとパートナーシップ契約を締結している。

このパートナーシップはゲームストップによるファンドやNFTマーケットプレイスの立ち上げを目的としており、今回の契約によりイミュータブルXの独自トークン「IMX」で最大約115億円(1億ドル)のファンドが設立されるとのことだ。

またイミュータブルXは、ゲームストップが2022年後半に立ち上げる予定のNFTマーケットプレイスのサポートも行うとしている。

関連ニュース

米ゲームストップがNFT事業のため約172億円規模ファンド、Immutable X(IMX)と

【独占取材】イーサリアム「ガス代ゼロ」実現しNFTの世界をアップデート、Immutable Xの分散化への想い(Immutable創業者Robbie Ferguson)

【取材】TikTokがNFT参入、L2スケーリングソリューション「Immutable X」活用

NFTスタートアップImmutableが約230億円調達、TemasekやTencentらから

NFTソリューションImmutable X Alpha、メインネットローンチ

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道