バイナンス、ブラジルレアルの入出金を一時停止

バイナンスがレアルの入出金を一時停止

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、ブラジル中央銀行開発の即時決済システム「ピックス(Pix)」を介したブラジルレアルの入出金を一時停止したことが6月18日分かった。

バイナンスは、1年8ヶ月の間、ブラジルレアルの入出金を「ピックス(Pix)」経由で運営していたブラジルの決済事業者「キャピチュアル(Capitual)」とのパートナーシップを終了したとのことだ。

バイナンスがブラジル中央銀行によるポリシー変更により、「ピックス」を介した預金が不安定になっていることをユーザーへ通知していたとコインデスクは報じている。

そのためバイナンスは、ブラジル中央銀行と証券取引委員会(CVM)から認可されたブラジル証券会社「ポールインベストメント(paul Investimentos)」の買収手続きを進めながら、新たなブラジルの決済事業者に切り替えるとのこと。なお新たな決済事業者は近日中に発表する予定としている。

バイナンスは今年3月、ポールインベストメントの買収に向け覚書(MOU)を締結している。この覚書締結は、ブラジルで暗号資産とブロックチェーンのエコシステムのさらなる発展を目的としているとのこと。

関連ニュース

バイナンス、ブラジルの証券会社買収に向け覚書締結

バイナンスUSに集団訴訟、UST・LUNA問題に関して

バイナンスラボ、DEX「パンケーキスワップ」に出資

米SEC、バイナンスBNBの有価証券性を調査か=報道

バイナンス、約650億規模のweb3ファンド組成

参考:バイナンスコインデスク
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/31話題】バイビットがカナダから撤退、ECBがデジタルユーロに関する報告書など(音声ニュース)

バイビットがカナダ市場から撤退、規制強化うけ、ECB、中銀デジタル通貨「デジタルユーロ」に関する報告書を公表、米コインベースの元マネージャーとその弟、SECとの和解に合意、web3決済インフラのTransak、シリーズAで約28億円の資金調達。アニモカやSBIなど参加、イーサリアムNFTが「Ordinals」のビットコインNFTへブリッジ可能に、「BRC-721E」導入で、D&IインベストメントG、ビットフライヤーHDの株式を一部取得

Sponsored

【5/30話題】SBI VCトレードにオアシス(OAS)上場へ、テマセクがFTX投資の責任者らの報酬減額など(音声ニュース)

SBI VCトレードにオアシス(OAS)上場へ、国内2例目、バイビット、カザフスタンで暗号資産事業の予備ライセンス取得、テマセクがFTX投資の責任者らの報酬減額、説明責任果たし、ロシアが国営の暗号資産取引所設立を断念か、交換業者に対し規制を設ける方針へ=報道、奈良の日本酒「水端」、ブロックチェーンで不正流通を防ぐ。SBI「SHIMENAWA」導入で、Huobiが香港に「Huobi HK」立ち上げ、暗号資産ライセンス申請へ、LINE BITMAX、「ステラルーメン(XLM)」の信用取引を開始、ビットコイン「Ordinals」の「BRC-20」、初のドル型ステーブルコイン「#USD」登場、NFTコレクション「AEB」のアパレルブランド「DO NUTS」、FiNANCiEでトークン発行

Sponsored