米ゲームストップがNFT事業のため約172億円規模ファンド、Immutable X(IMX)と

米ゲームストップがNFT事業のため約172億円規模ファンド

米国のビデオゲーム小売のゲームストップ(GameStop)が、ファンドやNFTマーケットプレイスを立ち上げのため、イーサリアムのレイヤー2ネットワーク開発を行うイミュータブルX(Immutable X)とパートナーシップ契約を締結したことが2月3日分かった。

このパートナーシップにより、イミュータブルXの独自トークン「IMX」で最大約115億円(1億ドル)のファンドが設立されるとのことだ。ファンドの資金は、NFTコンテンツおよび技術クリエイターへの助成金として使用していくという。

またイミュータブルXは、ゲームストップが2022年後半に立ち上げる予定のNFTマーケットプレイスのサポートも行っていくとのことだ。

さらに特定のマイルストーンの達成に応じて、イミュータブルXがゲームストップに最大約172億円(約1億5,000万ドル)の「IMX」を提供することが規定されているという。 なおゲームストップのNFTマーケットプレイス立ち上げについては、複数のメディアで今年1月に報道されていた。

現在ゲームスタジオやWeb3.0やメタバースゲーム開発者などのクリエイターは、ゲームストップのNFTマーケットプレイスへ早期アクセスと、コンテンツクリエイターとしての参加申請が行える状態となっている。

いわゆるミーム株として、昨年大きく価格が乱高下したゲームストップの株価。その際にまるで暗号資産のようだとも揶揄されていたが、そんなゲームストップがWeb3事業に乗り出していくということで、ロビンフッターをはじめとする暗号資産にも興味を持った若手投資家たちに、どのように注目されていくだろうか。

関連記事

【独占取材】イーサリアム「ガス代ゼロ」実現しNFTの世界をアップデート、Immutable Xの分散化への想い(Immutable創業者Robbie Ferguson)

 

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した