米コインベース第1四半期売上高が35%減、投資家のリスク回避姿勢響く

米コインベースの第1四半期売上高が35%減

米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(coinbase)が5月10日に発表した第1・四半期売上高は、前年同期の18億ドルから35%減って11億7000万ドルとなった。市場のボラティリティーが極端に増大し、投資家がリスク資産保有を縮小して暗号資産の売買高が落ち込んだためだ。

コインベースにおける暗号資産売買高は3350億ドルから3090億ドルに減少。機関投資家は9%減の2350億ドル、個人は38%減の740億ドルだった。代表的な暗号資産でコインベース売買高の24%を占めるビットコインは前期比で16%増えたものの、前年比は39%減少した。

ビットコインの価格は足元で昨年11月の過去最高値から半分近くになっている。

コインベースの第1・四半期純損益は4億2970万ドルの赤字(1株当たり1.98ドルの赤字)。前年同期は3億8770万ドル(3.05ドル)の赤字だった。

関連ニュース

コインベースNFTが一般ユーザー利用可能に、オープンベータ版公開

米コインベース、歩いて稼げるSTEPNの「GMT」と「GST」上場へ

米コインベース、人気NFT「BAYC」のアニメ映画製作へ

米コインベース提供のウォレット、ソラナ(SOL)のネットワークに対応

コインベース、21年第4Qの取引高急増。今期は成長鈍化の可能性も

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集したものです。
images:Reuters

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/18話題】NTTデータとセキュリタイズJPのデジタル証券プラットフォーム、a16zがLayerZeroのZROを取得など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

a16z、登録投資顧問に対する「暗号資産カストディ規則」見直し提言

米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)は、登録投資顧問(Registered Investment Adviser:RIA)が暗号資産(仮想通貨)を直接カストディ(自己保管)できるようにするため、米証券取引委員会(SEC)に対してカストディ・ルールの見直しを求める書簡を、4月9日に提出した

香港SFC、ChinaAMCの「イーサリアム現物ETF」にステーキング機能承認

香港証券先物委員会(SFC)が、中国資産運用会社チャイナアセットマネジメント(ChinaAMC)が運用する暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)について、ステーキング機能の提供を承認した。ステーキング業務を担う暗号資産取引所OSLデジタル証券(OSL)が4月16日に発表した