『左ききのエレン』ストリートアートがNFT、発行はアスター(ASTR)、tofuNFTで

「左ききのエレン」のストリートアート作品がNFTに

コンテンツ配信サイト「cakes」で連載中の漫画『左ききのエレン』の中で登場するストリートアートが、NFT作品として販売されることが4月14日分かった。

同NFT作品はコインジンジャ(COINJINJA)のNFTマーケットプレイス「tofuNFT」にて、4月20日21:00~23日21:00の期間にてオークション販売される。なおNFTの発行にはAstar Network(アスターネットワーク)が採用されており、決済も同ネットワークの暗号資産(仮想通貨)ASTRが利用される。オークション開始価格は1ASTR(約33円:4/14 12:00時点)からだ。

なお販売についてはgumi(グミ)、double jump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)、ナンバーナインが共同で行う。

今回販売されるNFT作品は、漫画の登場人物である山岸エレンこと、グラフィティアーティスト「左ききのエレン(EREN THE SOUTHPAW)」が作品中で描いたストリートアート2点となる。

エレンが渡米前に横浜の馬車道にある美術館壁面に描いた「黒い化物」。そして、エレンと現代アーティストのトニー・ジェイコブスがガゴシアンギャラリーの壁面に描いた共作「チェルシーの夜」の2作品がNFT化され、各1点限定で出品されるという。

またNFT作品の落札者2名は特典として、スピンオフ漫画への出演権利が得られるとのこと。また落札に届かなかった入札者全員を対象に記念NFTのプレゼントも実施されるとのことだ。

さらにエレンの限定バッチ型NFT(POAP)を抽選で計100名にプレゼントする「3D仮想空間Cryptovoxels来場者キャンペーン」や「左ききのエレン」作者であるかっぴー氏描き下ろしのスピンオフ漫画原稿NFTを抽選で50名にプレゼントする「Twitterフォロー&リツイートキャンペーン」も企画されている。

なお今回NFTが発行されるブロックチェーンAstar Networkは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットのパラチェーンとして昨年12月に接続し、1月17日にメインネットローンチしたブロックチェーンだ。アスターネットワークを開発するステイクテクノロジーズは、日本人起業家の渡辺創太氏がCEOを務めるシンガポール拠点企業だ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

アスター上のDEX「ArthSwap」、ネイティブトークン「$ARSW」のIDO発表

【取材】ダブルジャンプとアスター(ASTR)が提携、NFTコンテンツ展開へ

【解説動画】アスターネットワーク(ASTR)とは?(ステイクテクノロジーズ 渡辺創太氏)

マンガで解説「NFTとは何?」〜ザ・テクノロジー 2030 より

gumiとdoublejumpがNFT販売、第1弾はブレフロのドット絵NFT

参考:gumi

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道