マドンナ、人気NFT「BAYC」を約6,900万円で購入

歌手マドンナがBAYCを約6,900万円で購入

米大物アーティストのマドンナ(Madonna)が、人気NFTコレクションの「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」の#4988を購入したことが3月24日に分かった。

購入価格は180ETH(約564,000ドル、約6,900万円)。

マドンナのインスタグラムへの投稿とNFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)取引記録を確認する限り、彼女が暗号資産決済プロバイダーのムーンペイ(MoonPay)を通じてNFTを購入したことが分かる。

BAYCは著名人やセレブに人気のコレクションだ。NBAチームのシャーロット・ホーネッツに所属するラメロ・ボール(LaMelo Ball)氏は昨年6月にBAYCを購入した。同じNBA選手のスティーブン・カリー(Stephen Curry)氏やNFL選手のヴォン・ミラ(B’Vsean Miller)もBAYCの購入を表明している。さらに​​歌手のジャスティンビーバー(Justin Bieber)やテレビ番組の司会者のジミー・ファロン(Jimmy Fallon)氏もBAYCを保有していることが分かっている。

このような著名人の購入や関連したコインの発行などでBAYCの価格は高騰している状況にある。

なおイーサリアム(Ethereum)の共同創設者であるヴィタリク・ブテリン(Vitalik Buterin)氏はBAYCの高額取引について「危険なのは、これらの300万ドル(約3.7億円)の猿がいることであり、それは別の種類のギャンブルになります」と3月18日の米雑誌「TIME(タイム)」でコメントしている。

なおBAYCを運営するユガ・ラボ(Yuga LABS)は、今年3月に約550億円(4.5億ドル)を調達し同社の評価額は約4,800億円(40億ドル)になっている

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

人気NFTのBAYC運営「Yuga Labs」、CryptoPunksとMeebitsのIP取得

人気NFT「BAYC」の暗号資産「ApeCoin(APE)」リリース、海外取引所に続々上場

マイアミの人気ナイトクラブ、BAYCを約4,500万円で購入

人気NFT「BoredApeYachtClub(BAYC)」から音楽レーベル誕生

人気NFT「BAYC」が来年ゲームに、アニモカブランズと提携で 


参考:インスタグラム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Nagaiets

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した