バイナンスが「Learn and Earn(学んで稼ぐ)」プログラム、報酬に暗号資産

「Binance Academy」で新プログラム「Learn and Earn」提供

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、ブロックチェーンや暗号資産が学べる「Binance Academy」にて、「Learn and Earn(学んで稼ぐ)」プログラムを提供開始したことが3月24日分かった。

このプログラムでは、ユーザーがブロックチェーンについて自ら学びながらトークンを獲得できるとのことだ。

「Learn and Earn」プログラムの目的は、ブロックチェーン知識に対する需要の高まりに応えるためと発表されている。

プログラムにおいてユーザーは、一定数の学習タスクを完了することで、あらかじめ決められた暗号資産が報酬として与えられる。学習タスクでは「記事を読む」、「短いビデオを見る」、「クイズに答える」などが含まれている。なおトークンを受け取るためにはユーザー認証を行い、暗号資産利用規約に同意する必要があり、またバイナンスにアカウントを持っていることが条件だ。

現在公開されている学習タスクはTerra (Luna)、WOO Network (WOO)、Polkastarter (POLS)とAnkr(ANKR)がある。各タスクでもらえる暗号資産はそれぞれのプロジェクトのものだ。

なお執筆時点(2022年3月28日12:30)では全タスクの報酬が定額に達しており、報酬の付与は終了している。新しい学習タスクについては、引き続き更新されるとのことだ。

なお暗号資産取引所コインベースの日本サービスでも、「Learn and Earn(学んで稼ぐ)」サービスが提供されている。コインベースでは日本ローンチの際にStellar Lumensのプログラムが公開され、学んだユーザーに一定量のXLMが配布された。その後コインベース日本サービスでは新たなプログラムの追加は現状ない。

関連ニュース

クロスチェーンプロトコル「Multichain」、約68億円を調達。Binance主導で

バイナンス、NFTマーケットプレイス「Binance NFT」を6月にローンチ予定

バイナンス、「Binance. com」の南アフリカでの一部サービス停止

Braveのラップ版BATがBinance Smart Chain(BSC)上で利用可能に

暗号資産取引所バイナンスが「Binance Pay」のベータ版を発表


参考:プレスリリースBinance Academy
デザイン:一本寿和
images:iStocks/metamorworks

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【11/29話題】金融庁が無登録の海外暗号資産取引所に警告、リミックスポイントが15億円で暗号資産購入を予告など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米裁判所、「トルネードキャッシュ」に対する米国の制裁を覆す

米財務省が2022年に暗号資産(仮想通貨)のミキシングプラットフォームの「トルネードキャッシュ(Tornado Cash)」に制裁を課し、北朝鮮のハッカーやその他の悪意あるサイバー犯罪者による70億ドル以上の資金洗浄を支援したと非難したが、これは財務省の権限を越えた行動だったと米控訴裁判所は判決を下した

イーサL2「Starknet」、ガバナンストークン「STRK」のステーキングを正式ローンチ

イーサリアム(Ethereum)のレイヤー(L2)スケーリングソリューション「スタークネット(StarkNet)」で、ガバナンストークン「STRK」のステーキングが正式に開始された。スタークネットの開発等を主導するスタークネット財団(Starknet Foundation)が11月26日発表した。これはL2上で直接ステーキングを導入した初の事例とのこと