スーパーチェーン収益の50%を活用
イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2開発スタックを提供する「オプティミズム(Optimism)」のガバナンスにおいて、ネイティブトークン「OP」の買い戻しに関する提案が承認された。1月29日にオプティミズム公式Xで発表された。
発表によると、同提案はガバナンス投票を経て可決され、2月から「スーパーチェーン(Superchain)」から得られる収益の50%を活用してOPトークンを買い戻す。買い戻しは12か月間のプログラムとして設計されている。
買い戻したOPトークンは、残りのシーケンサー収益とともに、オプティミズム・コレクティブ(Optimism Collective)のトレジャリーで保有されるという。月次の買い戻しは、OTCプロバイダーを通じてETHをOPへ転換する形で実行される想定だ。
オプティミズムは、ブロックチェーン開発スタック「OPスタック(OP Stack)」を基盤とする複数のロールアップチェーンで構成されるスーパーチェーンから収益を得ている。スーパーチェーンには、「オプティミズム・メインネット(OP Mainnet)」のほか、ベース(Base)、ユニチェーン(Unichain)、ワールドチェーン(World Chain)、ソニューム(Soneium)、インク(Ink)などが参加している。
これらのチェーンは、トランザクションの順序付けを行うシーケンサーによる収益の一部をオプティミズム側に還元する仕組みとなっている。オプティミズムによると、過去12か月間でスーパーチェーン全体から5,868ETHの収益を獲得しており、その全額がガバナンス管理下にあるトレジャリーに積み立てられてきた。こうした収益の使途を巡り、ガバナンスで議論が進められてきた。
なお、今回承認された内容はオプティミズム財団(Optimism Foundation)が1月8日に発表していたガバナンス提案に基づくものだ。同提案では、スーパーチェーンの成長とOPトークンの役割をより直接的に結び付けることを目的に、各チェーンから還元されるシーケンサー収益の一部を買い戻しに充てる方針が示されていた。
今回の提案では、買い戻しに充てられない残り50%のETH建て収益について、オプティミズム財団が直接管理可能とする点も盛り込まれている。既存のステーキングプログラムに加え、スーパーチェーン全体の経済圏拡大を目的としたより柔軟なトレジャリー運用を想定しているとされている。
The Buyback proposal has been approved by Optimism governance.
— Optimism (@Optimism) January 29, 2026
Starting in February, Optimism will use 50% of incoming Superchain revenue to buy back OP tokens. This marks a meaningful step that fundamentally aligns the token with the growth of the Superchain. pic.twitter.com/aPuHAzZlzc
参考:オプティミズム・投票ページ
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