ビットマインのイーサリアム保有量、562万ETH超に。優先株「BMNP」はNYSE上場へ

BitMineがETH追加購入

ビットマインイマージョンテクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies:以下、ビットマイン)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の追加取得を含む最新の保有状況を6月15日に発表した。

発表によるとビットマインは、直近1週間で7万6,881ETHを購入したとのことだ。

6月14日時点の同社の暗号資産、現金および換金性の高い有価証券、株式持分などの合計額は、104億ドル(約1.7兆円)超だという。内訳は、イーサリアム562万754ETH、ビットコイン204BTC、ビースト・インダストリーズ(Beast Industries)の株式持ち分1億8,000万ドル(約288億円)相当、米ナスダック(Nasdaq)上場企業エイトコ・ホールディングス(Eightco Holdings)の株式持ち分8,800万ドル(約141億円)相当、そして現金および換金性の高い有価証券5億200万ドル(約804億円)となっている。

ビットマインのETH保有数は、同社が基準とするETH総供給量(1億2,070万ETH)の約4.66%とのこと。この数字は、ETH総供給量の5%取得を目指す同社の投資戦略「アルケミー・オブ・5%(Alchemy of 5%)」において、11カ月で目標の93%に到達したことを示すという。

また、ビットマインのステーキング済みETHの総量は471万8,677ETHとのこと。これは、1ETHあたり1,718ドル(約28万円)で換算すると約81億ドル(約1.3兆円)相当にあたるという。

ビットマインは、同社独自開発の機関投資家向けETHステーキングプラットフォーム「MAVAN(Made in America VAlidator Network)」の正式ローンチを3月25日に発表している。ビットマインによると、同社保有ETHの一部はすでにMAVANでステーキングされているという。

シリーズA優先株式取引開始

ビットマインは、9.50%シリーズA永久優先株式350万株の公募を、1株当たり80ドル(約1万2,800円)の公募価格で6月10日に完了した。引受割引・手数料および同社の見積発行費用を差し引いた後の純収益は約2億7,380万ドル(約439億円)だったとのこと。

同優先株は、ビットマインが6月3日に公募予定を発表していたもの。1株当たり100ドル(約1万6,000円)の記載額に対し、年率9.50%の固定利率で累積配当が発生する。今回の調達資金は、ETHなどのデジタル資産の追加取得、MAVANを含むステーキングおよびバリデータインフラの拡張、運転資金、イーサリアムエコシステムやデジタル資産普及に沿った戦略投資、自社株買いなどに充当される可能性があるという。

またビットマインは、9.50%シリーズA永久優先株式の初回と2回目の現金配当実施を決議したと6月13日に発表した。

初回配当金は、発行日である6月10日以降に発生した通常配当分であり、同優先株の発行条件に従って支払われるという。配当金は、1株当たり0.316667ドル(約50円)とのこと。6月12日営業終了時点の登録株主に対し、6月22日に支払われるとのことだ。

2回目の週次現金配当は、1株当たり0.105556ドル(約17円)。6月16日営業終了時点の登録株主に対し、6月26日に支払われるという。

9.50%シリーズA永久優先株式は、NYSEへの上場承認を受け、ティッカーシンボル「BMNP」で6月16日から取引を開始する予定だ。

ビットマインの株式(BMNR)は、米国市場において売買代金の大きさでも注目されている。同社が引用する米投資調査会社ファンドストラット(Fundstrat)のデータによれば、6月12日時点でのBMNRの5日平均の日次売買代金は5億5,000万ドル(約881億円)で、米国内株式の売買代金ランキングで203位に位置しているという。なお202位はオクロ・テクノロジーズ(Oklo Technologies)で、204位はパーカー・ハネフィン(Parker-Hannifin)となっている。

なおビットマインの普通株は、4月8日の取引終了をもって米NYSEアメリカン(NYSE American)での取引を終了し、4月9日から同じティッカーシンボル「BMNR」で米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引されている。同社によると、上場企業としてのETH保有量はビットマインが世界最多で、暗号資産トレジャリーとしては、BTCを最大保有するストラテジー(Strategy)に次いで世界第2位だという。

参考:プレスリリース1プレスリリース2
画像:PIXTA

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田中柊也

「あたらしい経済」編集部
法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。

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法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。

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