バイナンス、子供とティーン向けの暗号資産貯蓄口座 「Binance Junior」開始

バイナンスが「Binance Junior」開始

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産アプリ「バイナンスジュニア(Binance Junior)」のリリースを12月3日に発表した。

バイナンスジュニアは、6歳から17歳の子供やティーン向けアプリ。管理権限は常に保護者にあり、保護者が完全な監視の下で子供の暗号資産アカウントを作成および管理し、保護者のダッシュボードからすべてのアクティビティが簡単に監視できるとのこと。

また同アプリは、若い学習者向けに設計されており、資産残高、保存、獲得、送信などの主要機能のみを表示する簡素化されたインターフェースになっているという。

さらに同アプリで保護者は、バイナンスジュニアアカウントへの送金ができるとのこと。保護者の口座から自動入金される貯蓄口座が開設できるとのこと。

また13歳以上のバイナンスジュニアユーザーは、アプリで送金ができるというが、1日あたりの送金制限があるとのこと。トレーディングは許可されておらず、親権を持たない成人ユーザーへの送金も制限されているという。保護者は、ジュニアアカウントからのすべての取引について通知を受け取り、いつでもジュニアアカウントを無効にし、すべての送金を直ちに停止できるとのことだ。なお地域による規制がある場合、送金の対応可能な年齢制限は引き上げられるとのことだ。

研究によると、子供に早期に正式な貯蓄口座に触れさせることで、長期的な金融習慣と金融リテラシーが育まれることが示されているという。バイナンスは同アプリについて、「デジタル資産がますます普及する中、若者に安全で適切な指導のもとで金融資産への入門を準備させることで、将来の金融環境に備えることができる」と述べている。

参考:プレスリリースバイナンス
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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