ワームホール、モナドとイーサリアム接続の「ネイティブブリッジ」発表。ソラナ向けゲートウェイ「Sunrise」も公開

ワームホール、モナドの資産移転基盤を整備

相互運用プロトコルのワームホール(Wormhole)が、レイヤー1ブロックチェーン「モナド(Monad)」とイーサリアム(Ethereum)の資産移転に対応する新ブリッジ「モナドネイティブブリッジ(Monad Native Bridge)」を11月21日に発表した。同ブリッジはモナドのメインネット稼働と同時期に利用可能となる予定だ。

モナドネイティブブリッジは、ワームホールのネイティブトークントランスファー(NTT)標準と、アクセラー(Axelar)のメッセージング基盤「ジェネラル・メッセージ・パッシング(General Message Passing)」を採用して構築されている。

これにより「MON」や「ETH」などのネイティブ資産をモナドとイーサリアム間で直接移動でき、移動した資産はラップドトークンを介さずにそのまま分散型金融(DeFi)などで利用可能になるという。

また11月23日には、ワームホール・ラボ(Wormhole Labs)傘下の「サンライズ(Sunrise)」が、ソラナ(Solana)向けに外部チェーンからの新規資産を受け入れるゲートウェイを公開した。サンライズはモナドのネイティブトークン「MON」を最初の対応資産として受け入れる。

サンライズは、他チェーンで発行された新規トークンをソラナへ1ステップで移動させ、初日から流動性を確保した状態で取引できるようにする仕組みだ。これによりユーザーはMONをモナドからソラナへ移動でき、ソラナ上ではUSDC、USDT、SOLからMONへの交換も可能となる。

モナドネイティブブリッジとサンライズの提供により、ワームホールでは、新規資産が複数チェーン間でシームレスに流通するための基盤が整いつつあるようだ。モナドおよびソラナ双方での流動性拡大が期待されるとのことだ。

参考:ワームホールサンライズ
画像:PIXTA

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