WormholeがHyperEVM対応開始
クロスチェーン相互運用プロトコルのワームホール(Wormhole)が、ハイパーEVM(HyperEVM)に対応したと8月29日にブログで発表した。
これによりユーザーは、ハイパーEVMとワームホールに接続済みのブロックチェーン間で資産をブリッジ可能になったとのこと。資産の転送は、ワームホールが提供するトークンブリッジ「ワームホールポータル(Wormhole Portal)」を通じて利用できるという。
また、アプリケーション開発者は「ワームホールコネクト(Wormhole Connect)」を活用することで、わずか3行のコードでトークン転送機能を組み込むことが可能とのこと。ワームホールコネクトは、開発者が独自のアプリケーションにワームホールを介したブリッジ機能を組み込めるサービスである。
ワームホールはハイパーEVMを含め、アカラ(Acala)、アルゴランド(Algorand)、アプトス(Aptos)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチCチェーン(Avalanche C-Chain)、ベース(Base)、ブラスト(Blast)、BNBチェーン(BNB Chain)、セレスティア(Celestia)、セロ(Celo)、ディメンション(Dymension)、イーサリアム(Ethereum)、ファントム(Fantom)、インジェクティブ(Injective)、カルラ(Karura)、クレイトン(Klaytn)、マントル(Mantle)、ムーンビーム(Moonbeam)、ニア(Near)、ニュートロン(Neutron)、オアシス(Oasis)、オプティミズム(Optimism)、オスモシス(Osmosis)、ポルカドット(Polkadot)、ポリゴン(Polygon)、プロヴィナンス(Provenance)、ピスネット(PYTHNET)、セダ(Seda)、スクロール(Scroll)、セイ(SEI)、スナックスチェーン(Snax Chain)、ソラナ(Solana)、スイ(Sui)、スターゲイズ(Stargaze)、テラ2.0(Terra 2.0)、テラクラシック(Terra Classic)、ワールドチェーン(World Chain)、エックスプラ(XPLA)、エックスレイヤー(X Layer)の計40チェーンに対応している。
ハイパーEVMは、分散型取引所(DEX)を基盤とするレイヤー1ブロックチェーン「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」の汎用スマートコントラクトプラットフォームだ。ハイパーEVMは、ユーザーが同じチェーン上で構築と取引の両方を行えるよう設計されている。
さらにハイパーリキッドは、完全オンチェーンで動作する永久先物およびスポット注文帳を備え、毎秒約20万件の注文処理を可能にする「ハイパーコア(HyperCore)」も展開している。ハイパーEVMとハイパーコアは、独自のカスタムコンセンサスアルゴリズム「ハイパーBFT(HyperBFT)」によってセキュリティが確保されている。
🌊 @HyperliquidX‘s HyperEVM is now live on @Wormhole
— Wormhole (@wormhole) August 29, 2025
Users can now transfer assets between HyperEVM & 40+ blockchains, including native-to-native cross-chain swaps powered by @wormhole & @MayanFinance.
Move assets to HyperEVM on Wormhole Portal now: https://t.co/DhV5JwAGu4 pic.twitter.com/SL01AVC4Bz
参考:ワームホール
画像:PIXTA