セキュリタイズとワームホールが統合、ブロックチェーン間でトークン化ファンドの移転可能に

SecuritizeとWormholeが統合

デジタル資産発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)が、クロスチェーンプロトコルのワームホール(Wormhole)と統合したと1月28日発表した。

これによりセキュリタイズのトークン化されたファンド資産は、イーサリアム(Ethereum)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、アバランチ(Avalanche)、ポリゴン(Polygon)といったブロックチェーン間でシームレスかつ安全に移転可能になったとのこと。

またセキュリタイズは、ワームホールのメッセージングプロトコルを活用しながら、自社のスマートコントラクトを組み合わせることで、各ファンドの特定のニーズに対応するカスタマイズソリューションを構築していくという。

昨年3月にセキュリタイズは、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)と提携し、トークン化ファンド「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」を提供開始している。

「BUIDL」は、ブラックロックがセキュリタイズと提携し、昨年3月に立ち上げられたトークン化ファンド。

同ファンドでは1トークン対1ドルの安定した価値提供を目指し、毎日発生する配当を毎月新しいトークンとして投資家のウォレットに直接支払うという。

発表によると今年1月27日時点で「BUIDL」の総運用資産額(AUM)は、6億4,215万6,050ドル(約991億円)に達したとのことだ。

参考:セキュリタイズ
画像:iStock/ThinkNeo

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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