CryptoPunksがアーティストとのコラボプログラム開始、芸術家ニーナシャネルアブニーがNFT展開へ

CryptoPunksがアーティストとのコラボプログラム開始

人気NFTプロジェクト「クリプトパンクス(CryptoPunks)」が、アーティストとのコラボレーションプログラム「パンクインレジデンス(Punk in Residence)」で、芸術家ニーナ・シャネル・アブニー (Nina Chanel Abney)氏のNFTコレクション販売を5月21日発表した。

「パンクインレジデンス」は、アーティストが「あなたにとってパンクとは何ですか?」という問いを探求して限定作品を制作するプログラムとのこと。同プログラムに参加するアーティストは、ブロックチェーンを活用した作品の展開などの技術的専門知識を「クリプトパンクス」運営のユガラボ(Yuga Labs)から享受できるという。

「パンクインレジデンス」初のコラボアーティストであるアブニー氏は、自身の手作業でキュレーションした計500点のアバターNFTコレクション「スーパーパンクワールド(Super Punk World)」を同プログラム内でダッチオークション形式で販売するとのこと。

またこのNFTコレクションはランダムに生成され、NFT保有者はNFT関連のアートワークと3Dモデルをダウンロードできるという。

なおオークションはイーサリアム(Ethereum)メインネット上で今月30日に開始され、500点のNFTが売り切れるまで、または最低入札価格に達してから24時間経過するまで開催されるとのこと。また一度入札すると入札の取り消しはできないとのことだ。 

ちなみにアブニー氏は2022年にもNFTプロジェクトを展開している。この時は5,080点のNFTアートコレクションで構成される「スーパークールワールド(Super Cool World)」をNFTプラットフォーム「ゴダ(GODA :Gallery of Digital Assets)」にてリリースしている。

ユガラボ共同創業者ガーガ.eth(Garga.eth)氏によるとユガラボは今回の取り組みにあたり、「クリプトパンクス」に今後干渉することが無くなるとのこと。これはクリプトパンクスの分散化に向けての動きだという。また「クリプトパンクス」を手に入れようとする博物館や機関のサポートを行っていくとのことだ。

関連ニュース

参考:クリプトパンクス
images:CryptoPunks

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した