米コインベースにイーサリアム上のゲーム「Illuvium(ILV)」上場へ

米コインベースでILV上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)に、暗号資産イルビウム:Illuvium(ILV)が上場することが10月13日に発表された。

ILVは流動性条件が満たされ次第、「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び、同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange)」にて、10月13日9:00(PT)以降に取引開始される予定だ。なお日本居住者は対象外となっている。

取引ペアについては、ILV/USDがサポートされることになっており、取引は段階的に開始されるという。

なお今回サポートされるのはイーサリアムのトークン規格ERC-20で発行されたトークンとなる。

イルビウム(ILV)とは

ILVはイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上に構築されるオープンワールドの3Dゲーム「イルビウ厶(Illuvium)」のユーティリティトークンでありガバナンストークンとしても利用される。ゲームの正式リリースは2023年を予定しており、現在はベータ版が公開されている。なお「イルビウム」ではレイヤー2スケーリングソリューション「イミュータブルエックス(Immutable X)」の導入により、イーサリアムのガス代(手数料)問題を解決している。

現在ILVは、バイナンス(Binance)やゲート(Gate.io)、MEXC、クーコイン(KuCoin)、フォビグローバル(Huobi Global)、OKX(オーケーエックス)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(UniswapV2)やスシスワップ(SushiSwap)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在のILVの時価総額は約53億円となっている(10/13コインマーケットキャップ調べ)。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
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