約20万ドル相当の報酬を獲得、100PHのハッシュレートも話題に
ビットコイン(Bitcoin)のソロマイナーが、約3.16BTC相当のブロック報酬を獲得したことが明らかになった。ソロマイニングサービス「ckプール(ckpool)」の開発者であるコン・コリヴァス(Con Kolivas)氏が同日、自身のXアカウントで8月3日に報告した。
ビットコインのマイニングは現在、多数のマイナーが計算能力を持ち寄って報酬を分け合う「マイニングプール」が主流となっている。一方、ckプールは、自前でビットコインフルノードを運用せずにソロマイニングへ参加できるサービスだ。ブロック生成に成功した場合は、通常のマイニングプールのように他の参加者と報酬を分配する必要がなく、利用料を除いた報酬を獲得できる。ただし、単独でブロック生成に成功する確率は極めて低いとされる。
コリヴァス氏は、今回のブロック生成はckプールで317例目のソロブロックになったと報告した。また、ビットコインエクスプローラー「メンプールスペース(mempool.space)」では、今回生成されたブロックは「960,804」と記録されており、報酬は新規発行分3.125BTCと取引手数料約0.032BTCを合わせた約3.157BTCとなっている。なお、実際にマイナーの指定アドレスへ支払わるのは2%の利用料を差し引いた約3.09BTCとなる。
今回ブロックを生成したマイナーについて、コリヴァス氏は、ハッシュレート(採掘に使う計算能力)が一時100ペタハッシュ毎秒(PH/s)まで上昇していたと説明した。そのうえで、この計算能力は変動が大きく、「おそらくレンタルされたハッシュレートではないか」との見方を示した。
またコリヴァス氏は、ckプールへ新たなマイニング通信規格「ストラタムV2(Stratum V2)」のコードを組み込んで以降、今回は初めてメインネットで確認されたブロックだと説明した。ストラタムV2は、マイナーとマイニングプールが通信するための新しい通信規格だ。今回ブロックを生成したマイナーは従来のストラタムV1を利用していたものの、ストラタムV2対応コードを組み込んだckプールのコードベースが、ブロック生成時にも想定どおり動作したことを確認できたと説明した。
なお、ckプールでは今年4月にもソロマイナーによるブロック生成が相次いで確認されていた。
Congratulations to miner bc1qdyqjq9qccp34pyv3kxmsrkn7p0amnsqqy8kdeq with a wildly variable – presumably rental – hashrate peaking at 100PH for solving the 317th solo block at https://t.co/UWgBvLkDqc! Despite the chaos from the hardware wallet exploit, bitcoin just keeps on doing…
— Dr -ck (@ckpooldev) August 3, 2026
参考:メンプールスペース
画像:PIXTA