ビットコイン個人マイナー、約2.8万分の1の確率でブロック生成成功。約3.1BTC獲得

大規模化が進むマイニングでソロ成功事例

ビットコイン(Bitcoin)のソロマイニングプール「ソロCK(Solo CKPool)」に参加する個人マイナーが、ブロック生成に成功した。同プールの開発者であるコン・コリヴァス(Con Kolivas)氏が、自身のXアカウントで4月3日に報告した。

ビットコインのマイニングは、計算競争によってブロック生成者を決定する仕組みだ。現在は大規模なマイニング企業やマイニングプールがハッシュレートの大半を占めているため、個人による単独でのブロック生成は統計的に極めて低確率な事象とされる。

コリヴァス氏によると、この個人マイナーは約230テラハッシュ毎秒(TH/s)の計算能力でマイニングを行っており、この規模のマイナーが1日にブロック生成に成功する確率は約2万8,000分の1程度とされる。

この計算能力は、ビットコインネットワーク全体のハッシュレートの約0.00002%に相当するとされ、大規模なマイニング企業と比較して極めて小さい規模とみられる。

ソロCKは、個人マイナーが単独でブロック生成に挑戦できる仕組みを提供するマイニングプールだ。成功した場合、報酬は他の参加者と分配されず、全額を獲得できる。

今回、同マイナーは約3.139BTCの報酬を獲得した。ビットコインエクスプローラー「メンプールスペース(mempool.space)」によると、今回生成されたブロックは943,411で報酬の内訳は新規発行分3.125BTCと取引手数料約0.014BTCだった。

またソロマイニングの統計を追跡・集計している分析サイト「ベネット(Bennet.org)」によると、ソロマイニングによるブロック生成は直近12ヶ月で約20件確認されている。同期間においては平均で約18日前後に1件の頻度で発生。また最長では約58日間にわたりブロック生成に成功しない期間も確認されている。

今回の事例は、個人規模の計算資源でもブロック生成の可能性が残されていることを示す。一方で、その成功は極めて低確率であることも示している。

参考:mempool.space ・Bennet.org 
画像:PIXTA

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渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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