Nadexが証券先物の取引に向け登録、無期限先物も協議
海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)関連の米デリバティブ取引所ナデックス(North American Derivatives Exchange:Nadex)が、証券先物商品の取引を目的とする全国証券取引所として、米証券取引委員会(SEC)に届出登録した。SECが9月16日付の通知で明らかにした。
ナデックスは、予測市場プラットフォーム「OGドットコム(OG.com)」の取引・清算を担う法人だ。OGドットコムでは、スポーツの試合など、将来の出来事の結果に連動する契約を取引できる。
ナデックスは、「OG Prediction Markets」および「Crypto.com | Derivatives North America(CDNA)」のブランドで事業を行う。米商品先物取引委員会(CFTC)には、指定契約市場(DCM)およびデリバティブ清算機関(DCO)として登録されている。
SECによるとナデックスは、9月14日に登録書類「Form 1-N」を提出し、同日付で登録が発効した。今回のSECの通知は、その届出の受理を確認したものだ。登録の対象は、証券先物商品の取引に限定される。
クリプトドットコムとOGドットコムのCEOであるクリス・マルザレク(Kris Marszalek)氏は、9月17日(日本時間)の自身のX投稿で、今回の登録を受け、OGドットコムを通じた米国での個別株先物の提供が可能になったと説明した。
個別株先物は、特定の企業の株式を原資産とするデリバティブ(金融派生商品)だ。
またマルザレク氏は、米国で個別株の無期限先物を提供するため、SECとCFTCと協議していると投稿で伝えた。無期限先物(パーペチュアル)は、満期を設けずに取引できる先物商品を指す。
なおSECの通知とマルザレク氏の投稿では、具体的な提供開始日や対象銘柄は示されていない。
OGドットコムを巡っては、米投資アプリ運営企業ロビンフッド(Robinhood)が9月8日、クリプトドットコムおよびOGドットコムとの提携を発表していた。ロビンフッドは、予測市場の一部のイベント契約について、OG.comの取引・清算基盤を利用する方針を示している。
Today, the SEC acknowledged the Form 1-N of our futures exchange through https://t.co/iXoLbdBMxc and we are now authorized to bring single-stock futures to the market. We are working with the SEC and the CFTC to offer single-stock perps in the US, which will combine the…
— Kris (@kris) September 17, 2026
参考:SEC
画像:PIXTA