米コインベース、「Mina (MINA)」と「Crypterium(CRPT)」上場へ

米コインベース、MINAとCRPT上場へ

米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)の販売所サービス「Coinbase.com」で、暗号資産ミナ:Mina (MINA:ミナ)とクリプトリウム:Crypterium(CRPT)の2銘柄が上場することが3月24日分かった。

また同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:旧Coinbase Pro)」でもMINAとCRPTの取り扱いを開始するとのこと。

なおコインベースでの新規銘柄の上場発表は、3月8日のエルゴ:Aergo(AERGO:エルゴ)、エイオズ・ネットワーク:Aioz Network(AIOZ:エイオズ)、イーサニティ・チェーン:Ethernity Chain(ERN)、ゴーレム:Golem(GLM)、ハイストリート:Highstreet(HIGH)、ステータス・ネットワーク:Status Network(SNT)、シナップス:Synapse(SYN)の7銘柄上場に続くものとなる。

発表によるとMINAの「Coinbase.com」での取引開始は、3月24日9:00(太平洋標準時)以降の予定で、またCRPTの取引開始は3月24日12:00(太平洋標準時)以降の予定となっている。なお「コインベース・エクスチェンジ」でも流動性条件が満たされ次第、各銘柄ごと同日時で取引開始される予定とのことだ。

各銘柄の取り扱いは両サービス共に、米コインベースのサービス対象全地域で対応するとのこと。なお日本は対象外だ。

取引ペアについては、MINA-USD、MINA-USDT、MINA-EUR、CRPT-USD、CRPT-USDT、CRPT-EURとなるとのこと。

またCRPTについては、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付ける「Experimental(実験的) label」の対象通貨となっている。なおこのラベルは市場の状況で取引量が増えた場合に、削除されるとのこと。

Mina Protocolは、O(1) Labsが2017年に開発したブロックチェーンプラットフォームだ。Mina Protocolのウェブサイトによると、ノードの保有するデータ容量がゼロ知識証明により22KBに留まるようになっているとのことで、世界最軽量のブロックチェーンプラットフォームだと謳われている。なおゼロ知識証明技術「zk-SNARKs」を採用している。

現在MINAは、バイナンス(Binance)やゲート(Gate.io)、クラーケン(Kraken)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所で取り扱われている。なお時価総額は約1,388億円となる(3/24コインマーケットキャップ調べ)。

Crypteriumは暗号資産ウォレットプロバイダーで、CRPTはCrypteriumのユーティリティトークンとして機能している。Crypteriumは現在、19銘柄の暗号資産やVisaカードなどに対応しているという。

現在CRPTは、ゲート(Gate.io)、クーコイン(KuCoin)などの暗号資産取引所で取り扱われている。なお時価総額は約27億円となる(3/24コインマーケットキャップ調べ)。

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参考:Twitter1Twitter2
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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