中国人民銀行がブロックチェーンベースの金融アプリケーションに対する評価基準を規定

中国人民銀行がブロックチェーンベースの金融アプリケーションに対する評価基準を規定

中国の中央銀行である中国人民銀行が、ブロックチェーンベースの金融アプリケーションに対する評価基準を規定したことを中国の経済メディアである財新(Caixin)が報じた

財新(Caixin)の報道によると、中国人民銀行がこの評価基準でブロックチェーンベースの金融アプリケーションを技術面、性能面、安全面の3つの側面から検討し、最終的にその金融アプリケーションが基準を満たすレベルのものであるか評価を行うとのこと。この評価基準は中国国内のブロックチェーンベースの金融アプリケーションを取り扱うすべての企業および金融機関に適用されるようだ。

なお、この評価基準は7月上旬に該当の企業・金融機関に提示されたものと見られているとのこと。

中国人民銀行はブロックチェーンを利用したアプリケーションに必要な基準を明確化し、開発企業や金融機関に対して定期的な外部セキュリティ評価を実施させることで、ブロックチェーン産業の長期的かつ健全な発展を促したいと考えている。今回の評価基準は、その考えを目的に同行が定めたとのことだ。

編集部のコメント

中国は国家全体でブロックチェーン産業の発展を促進させています。 今月7月に入り、北京市が政府サービスにおけるブロックチェーン活用に関する報告書を発表し、2年間のブロックチェーン都市構想を明らかにしました。

また中国の国家ブロックチェーンインフラプロジェクト「BSN(Blockchain-Based Services Network)」がイーサリアム(Ethereum)・イオス(EOS)・テゾス(Tezos)などを含む6種類のパブリックブロックチェーンを統合することを発表しています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/Andrey-Suslov・NatanaelGinting)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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