ウィズダムツリー、トークン化MMF24時間取引のSEC認可取得

ウィズダムツリーがトークン化MMF

米証券取引委員会(SEC)が、資産運用会社ウィズダムツリー(WisdomTree)からの特別申請を認め、マネー・マーケット・ファンド(MMF)のトークン化株式について日中取引(イントラデイ取引)を可能にしたと2月23日に発表した。これにより、決済時間の短縮や個人投資家のアクセス向上につながる可能性がある。

今回の一時的な例外措置(投資信託の価格付けに関するSEC規則からの免除)がなければ、「トレジャリー・マネー・マーケット・デジタル・ファンド(Treasury Money Market Digital Fund:WTGXX)」の投資家は、同ファンドとの取引を日中ではなく、終値ベースで行う必要があった。今回の発表は、資本市場のトークン化、すなわちブロックチェーンとして知られる分散型台帳上で取引を行えるようにする動きを広げるうえで、さらなる一歩となる。

同社のデジタル資産責任者ウィル・ペック(Will Peck)氏は声明で、この進展に「感激している」と述べ、トークン化された投資信託としては初の事例だと強調した。

SEC投資管理部門責任者ブライアン・デイリー(Brian Daly)氏は声明で、「この措置は、規制下にあるMMFとしての保護機能を維持しつつ、個人投資家に日中の流動性を提供するものだ」と述べた。

トークン化証券は、暗号資産企業がデジタル資産に対するワシントンの規制環境の軟化を追い風に事業機会を広げようとする中で、注目が高まっている。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Wall Street regulator allows intraday trading of tokenized WisdomTree money market fund
(Reporting by Douglas Gillison in Washington and Hannah Lang in New York; Editing by David Gregorio)
参考:ウィズダムツリー
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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