リップルの「RLUSD」、ローンチから1年未満で時価総額10億ドル規模に

RLUSDが時価総額10億ドル規模に

米リップル(Ripple)が、同社発行の米ドル連動型ステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」の時価総額が10億ドル(約1,530億円)を突破したと11月4日に発表した。ローンチから約1年以内での10億ドル到達となる。

またリップルは、法人向けサービス基盤において3つのソリューションがRLUSDエコシステムに加わったことも明らかにした。

具体的には、機関投資家向け取引プラットフォーム「リップル・プライム(Ripple Prime)」、企業向け財務管理ソリューション「ジー・トレジャリー(GTreasury)」、および決済接続ネットワーク「レール(Rail)」が連携を開始した。これによりエックスアールピー(XRP)とRLUSDを併用した高速かつ規制遵守型の国際決済が可能になるとしている。

RLUSDは米ドルを1:1で裏付け資産として保有するステーブルコインだ。主に金融機関や企業向けの送金・決済用途に焦点を当てている。リップルはRLUSDを「透明性および法令順守を重視した法人向けステーブルコイン」と位置づけている。

コインゲッコー(CoinGecko)のデータによると、記事執筆時点のRLUSDの時価総額はステーブルコイン全体で11位に位置している。

またRLUSDは今年7月、ステーブルコイン評価機関ブルーチップ(Bluechip)より最高評価となる「A」が付与された。流動性、信用リスク、透明性などの複数指標による総合ランキングで首位に立ち、「最も信頼性の高いステーブルコインの一つ」と位置付けられている。

参考:コインゲッコー
画像:iStocks/Butsaya

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あたらしい経済 編集部

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